猫が『ありがとう』と伝えているときのサイン4つ 意外な行動に感謝の気持ちが隠れているかも?

猫が『ありがとう』と伝えているときのサイン4つ 意外な行動に感謝の気持ちが隠れているかも?

猫は飼い主さんに対して、仕草や行動で感謝の気持ちを伝えることがあります。たとえば、スリスリやプレゼント行動、見つめる仕草など、普段の何気ない動作の中に「ありがとう」の気持ちが隠れている可能性があります。今回は、猫が感謝の気持ちを示す4つのサインを紹介します。

1.スリスリしてくる

足に頭をくっつけている猫

猫が体や頭を飼い主さんにスリスリと擦り付けてくる行動は、単なる甘えやニオイ付けだけでなく、感謝や信頼のサインでもあります。とくに、ご飯をあげたときや撫でてあげた直後にスリスリしてくるような場合、猫が「ありがとう」の気持ちを伝えようとしている可能性が高いです。

また、スリスリして自分のニオイを飼い主さんにつけることで、「この人は自分のもの」という安心感を得ているとも考えられています。これは、猫が飼い主さんを仲間だと認識している証拠です。

いずれにしても、猫からの「大好きだよ」「ありがとう」といった感謝の気持ちや愛情表現であることに間違いはありません。

2.おもちゃ(獲物)を持ってくる

おもちゃ咥えている猫

猫が自分のおもちゃを飼い主さんのそばに持ってくる行動は、単なる遊びの誘いだけでなく、感謝の気持ちを伝えるためのプレゼントである可能性もあります。これは、猫が飼い主さんを信頼し、自分の大切なものを分け与えたいという気持ちのあらわれです。

猫が自分で捕まえた獲物をプレゼントとして持ってくることもあります。人間からすると「ギョッ」としてしまうかもしれませんが、これは猫が「自分の大切なものを分けてあげたい」という、飼い主さんへの深い愛情表現です。また「ありがとう」という感謝の気持ちも込められていると考えられます。

いずれの場合も、叱ったりせずに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

3.体を舐めてくる

男性の鼻を舐める猫

猫が飼い主さんの手や顔を舐める行動は、愛情表現であり感謝のサインでもあります。これは、親猫が子猫を毛づくろいするのと同じように、信頼関係にある相手に対し、一緒にいて安心できる気持ちをあらわす行動でもあります。

とくに、お世話をしたあとや遊んであげたあとに舐めてくる場合は「ありがとう」「嬉しい」といった気持ちを伝えていると考えられるでしょう。

ただし、過剰に舐めてくるのはストレスや体調不良のサインの可能性もあります。愛猫の様子をよく観察し、適切に対処することが大切です。

4.ジーッと見つめて「ニャー」と鳴く

上を見上げて鳴く猫

猫が飼い主さんをじっと見つめて短く「ニャー」と鳴くのは、感謝や親愛のサインです。猫は敵意を示すためにじっと見つめることもありますが、信頼している相手には愛情表現として目を合わせます。ゆっくりとまばたきをするのも、同じように信頼や愛情表現のあらわれでしょう。

とくに、トイレ掃除や寝床の整理など、日常のお世話をしたあとにこの行動が見られる場合は「ありがとう」という気持ちを伝えている可能性が高いと考えられます。

愛猫があなたをじっと見つめて鳴いてきたら優しく声をかけたり、撫でたり、あるいはゆっくりまばたきを返すなどして応えてあげましょう。

まとめ

顔をくっつけ合う女性と猫

猫は人間の言葉を話すことはできませんが、その代わり、仕草や行動を通して飼い主への感謝や愛情を伝えています。今回紹介したスリスリやおもちゃのプレゼント、体を舐める行動、そしてじっと見つめながら鳴くことなどは、猫からの「ありがとう」という気持ちを伝える大切なメッセージのひとつです。

こうした感謝のサインは、日常のさりげない行動の中に隠れていることが多く、つい見過ごしてしまいがちです。しかし、ほんの少し注意を向けて観察するだけで、猫が送っている小さなメッセージに気付くことができます。そのサインに優しく応えてあげることで、愛猫との絆はさらに深まることでしょう。

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