運命の猫と出会う方法4つ

1.身近な命をつなぐなら「友人・知人からの譲渡」
日頃から猫が欲しいことをアピールしておくと、思わぬタイミングでご縁が巡ってくることも。
赤の他人と違い「〇〇さんになら、安心して猫を譲渡できる」「〇〇さんが保護主なら、何かあったときも相談しやすい」といった理由で、スムーズにお迎えしやすいです。
譲渡後も気軽に近況を伝えられる安心感もあります。
ただし、どんなに親しい仲であってもトラブル防止のため、飼育条件や費用負担などは必ず話し合いましょう。
「何かあったら〇〇さんに返せばいいや」と軽く考えるのも絶対NGです。
2.里親募集から探すなら「保護団体・動物愛護センターからの譲渡」
保護団体や動物愛護センターでは、猫の飼い主さんを随時募集しています。
最近では、出張お見合いや保護猫カフェなど、カジュアルな出会いの場が広がっています。
SNSを発信しているところなら、直接会う前から気になる猫のプロフィールがある程度分かるのも魅力です。
医療費や飼育条件などのルールは細かい場合もありますが、どれも猫の命を守るために重要なこと。
ただ引き取ってもらうのではなく「猫のずっとのお家を見つけること」を大事にしているからこそです。
3.欲しい猫種が決まっているなら「ペットショップ・ブリーダーからの購入」
ルックスや性格を調べていくなかで「この猫種がいい!」と希望がはっきりした場合、純血種であれば、1番身近な出会いの場はペットショップやブリーダーになります。
しかし、残念なことに、なかには飼育環境に問題が見られる場合も。
一時の衝動に任せるのではなく、お店や飼育環境、スタッフやブリーダーの雰囲気から見極めることが大切です。
ちなみに、筆者は知人から「もともと何度も通っていたけれど、抱っこしたら最終的に飼う覚悟が決まった!」という体験談を聞いたことがあります。
4.流れに身を任せたいなら「偶然の出会いを待つ」
筆者や周囲に意外と多かったのが「偶然の出会い」です。
以前猫を飼った経験があり、種類にこだわらず猫との生活をイメージできる人に向いています。
他の3つの出会いと違い、避妊去勢手術やワクチン接種、ウイルスチェックは未完了であることが多く、一からケアをする責任が伴います。
それでも、お世話をして絆を育んでいく喜びはひとしお。
もし猫を飼うのが初めての場合は、動物病院や公的機関を頼りながら、猫の特性や正しい飼い方を学んでいくとよいでしょう。
飼い主としての心構え・飼うときの注意点

小さな命を迎えるということは、ただ「飼う」のではなく「家族として一緒に生きる」大きな決断です。
食事や健康管理、環境づくりなど、猫が健やかに暮らせる環境を、飼い主であるあなたが守り続ける必要があります。
よく見聞きする「可愛いだけでは済まない」という言葉のとおり、癒しや心の支えになる一方で、しつけの難しさや病気の治療など、壁に直面することもあるでしょう。
あなたが1人暮らしなら「自分に何かあったときにどうするか?」を考えなければいけませんし、家族がいるなら「全員の賛成や協力」が必要です。
迎え入れる前には必ず、最後まで見守る覚悟があるかどうかを、じっくり考えてみてください。
まとめ

猫と出会うきっかけは人それぞれ。
保護猫カフェでの出会い、里親募集からの譲渡、身近な人とのご縁、そして偶然の出会い。
どれも同じものはない、あなたと猫だけのストーリーです。
どの出会い方にも共通しているのは「小さな命を家族として迎える覚悟」が必要だということ。
病気や老いと向き合う日々まで含めて、猫の一生を預かる責任があります。
猫を飼う前は、自分に合う出会い方をよく検討するとともに、最後まで責任を持ってお世話をする準備や心構えを整えておきましょう。