魅力たっぷり!『白黒猫』の特徴3選 模様によって性格が変わるって本当?

魅力たっぷり!『白黒猫』の特徴3選 模様によって性格が変わるって本当?

「白黒猫」は猫の模様のなかでもポピュラーなものです。では、他の猫と比べてどんな特徴があるのでしょうか?今回は、3つの魅力について解説します。みなさんの愛猫に当てはまるかどうかぜひチェックしてみてください。

1.被毛パターンがユニーク!

横たわるハチワレ猫

白黒猫のいちばんの魅力と言えば、豊富でユニークな被毛パターンです。

おでこのところが八の字に分かれる「ハチワレ」を筆頭に、「富士額」や「ちょびヒゲ」、オーソドックスながらも多彩な「ぶち」、黒がちな「タキシード」、足元だけ白い「ソックス」など、実に幅広いパターンを誇っています。

なかには、「パッツン前髪」や「モヒカン」のように、いかにも人間の髪型のような模様もあります。

猫の被毛パターンは、遺伝子上の関係で、ソースを垂らすかのごとく、背中から色がつく仕組みになっています。そのため、白黒猫のケースでは、背中側に黒毛が広がりやすく、逆にお腹や足元は白い毛に覆われがちです。

ホルスタインを見てもわかるように、動物は家畜化されると、自然界では目立つ白毛が部分的に入るようになります。

もともとはほぼキジトラ柄しかいなかった猫のなかに、白猫や白黒猫が登場するようになったのも、人間との共存過程で起こった変化です。

以上のことから、白黒猫の多彩な模様は、猫の遺伝子の妙、人間との関わりがもたらした結果だと言えます。

2.黒毛が多いとフレンドリー!?白毛がちは慎重派!?

クールな視線を向ける白黒猫

あくまで一般論ですが、白黒猫のなかでも、黒毛の多い個体は人懐っこく、逆に白毛の割合が多い猫は、神経質でデリケートと言われています。

黒猫は意外に甘えん坊で、好奇心旺盛、一方、白猫は、野生下では白毛が目立つことから、警戒心が強く繊細だとされていますが、これもまた個々によってさまざまであり、ひとくくりにできるものではありません。

猫における被毛の色と性格の結びつきに関しては、現段階では科学的根拠に乏しく、断定するまでに至っていないのが実状です。

たとえば、人懐っこい猫になるかどうかは、多くの場合、父猫の社交的な性格と、環境を含めた子猫時代の過ごし方が大きく影響します。

繰り返しになりますが、白黒猫の性格分類は一般論であり、ひとつの目安に過ぎません。もし実際に白黒猫を飼うときは、目の前の愛猫と向き合ったうえで、性格や行動パターンなどをきめ細かく判断してみてください。

3.相反する色をあわせ持つ「白黒猫」の不思議さ

黒い背景の前にたたずむ白黒猫

「白と黒」と聞いて、みなさんはどんな言葉を連想しますか?

おそらく、「光と影」や「善と悪」、「陰と陽」などの対義語が思い浮かぶかもしれません。いずれも相反する要素をあわせ持つ概念です。

そういう意味で、ひとつの身体に正反対の色がある白黒猫は、とても不思議な存在です。この特徴は、他の猫にはいっさい見られません。

「ハチワレ」や「パッツン前髪」などを見ても、白黒猫の毛柄では、互いの色(白と黒)が、それぞれの持ち味や模様を引き立たせていることがわかります。

真逆の色同士でありながら、対立することなく、調和する白黒猫の姿は、大げさにたとえれば、古代中国の陰陽思想に通じるものがある、と言っていいかもしれません。

たとえば、俗に言う「モヒカン猫」は、身体のほとんどを白毛が占めるからこそ、頭頂部の黒毛がより美しく映えます。挑発的でありながら、どこか思慮深くも見える、まさに陰陽思想の体現者です。

無彩色の組み合わせである白黒猫には、モノクロ写真のように、私たち人間にさまざまなイメージを喚起させる力があふれています。それもまた白黒猫ならではの魅力にちがいありません。

まとめ

ちょびヒゲの白黒猫

「白黒猫」は決して珍しい模様ではありませんが、改めて注目してみると、他の猫にも劣らない特徴を備えていることがわかります。

今回の記事では、「ユニークな被毛パターン」、「一般論的な性格分析」、「白黒猫独自の不思議さ」、3つの視点を紹介しました。

特に、「ハチワレ」に代表される模様の多彩さは、愛猫家のみなさんを十分に魅了する力があります。

本文で紹介した内容が、新しく愛猫を迎え入れるうえでのささやかなヒントになれば幸いです。

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