猫を『そっとしておいたほうがいいとき』3選 近寄らないで!と思っているサインも

猫を『そっとしておいたほうがいいとき』3選 近寄らないで!と思っているサインも

猫を飼っているとかわいくて構いすぎてしまうことがあるかもしれません。しかし、猫にとってはストレスになる場合も。この記事では、猫をそっとしておいた方がいい3つのタイミングについて紹介していきます。

1.食事中・トイレ中

エサを食べる猫

食事や排泄をしているときは、動物にとって無防備になる瞬間です。
野生であれば敵に襲われたり、獲物を横取りされたりする危険もあります。

家庭で暮らしていても本能的に敏感になる猫もいますので、食事中や排泄中は少し離れた場所から静かに見守り、声かけやなでる行為は控えましょう。

無理にかまわれたり、視線を感じたりすると、途中で食事や排泄をやめてしまう可能性も。
エサを食べなくなって必要な栄養がとれなくなったり、うまく排泄ができなくなって膀胱炎や便秘になったりと、健康上のリスクが高まります。

2.眠っているとき

眠る猫

猫が気持ちよさそうに寝ていると、肉球をつんつんしたり、爪を切ったりと、ついかまってしまいたくなりますよね。
しかし、猫も人間と同じように、睡眠中に急に触られると驚きますし、しつこくされれば飼い主のことを信頼しなくなってしまいます。

猫の睡眠は1日に12〜16時間ほどですが、家の中であっても警戒して眠れなくなる恐れもあります。
寝不足になると、ストレスがたまるだけでなく、食欲の減少や免疫力の低下など、不調や病気の原因となりかねません。

3.環境の変化に緊張しているとき

箱に入る猫

猫は、環境が変化したときに強いストレスを感じやすい動物。
引っ越しや模様替えで環境が変わったり、来客などで知らない人がいたりすると慣れるまでに時間がかかります。

「新しい環境に早く慣れてほしい」「なかなか慣れてくれなくて心配」という気持ちから、いつも以上に体に触れたり、隠れている場所から出そうとしたりするのはNGです。

猫だけで静かに過ごせる部屋を用意する、なるべく大きな音や声を出さない、といったように無理にかまわずに猫のペースを尊重してあげましょう。

”近寄らないで!”のサイン

怒る猫

ここまで、猫がかまってほしくないと感じる代表的な3つのタイミングについて見てきました。
次に、猫が「近寄らないで!」と思っているときにする表情やしぐさについても学んでいきましょう。

「イカ耳」になる

耳を後ろや横に倒し、正面から見るとまるでイカの頭のように見えるのが通称「イカ耳」です。
周囲の音や状況に敏感になっており、恐怖や不安、怒りなどを感じているときに見られるしぐさです。

しっぽを左右に激しく動かす・膨らむ

しっぽをバタバタと激しく左右に動かしているときは、イライラしたり不機嫌のサイン。
また、威嚇や警戒しているときには、毛が逆立ってしっぽが膨らむことがあります。

低いうなり声を出す

「ウー」「シャー」という低いうなり声を出しているときは怒っていたり、警戒している合図です。
「これ以上近づくと攻撃するぞ!」「こっちに来るな!」という警告ともいえるしぐさです。

まとめ

撫でられる猫

猫も「今はひとりで過ごしたいな」という時間があります。
それを無視して、無理にかまい続けると健康や行動に悪影響が及ぶ可能性もあります。

ごはんを食べているとき、ぐっすり眠っているとき、ちょっと緊張しているときなどは、かまいたい気持ちをぐっとこらえてそっと見守ってあげましょう。

そして、猫が自ら近づいてきたときにはたっぷりと愛情を返してあげることも大切です。
そうすることで、猫は安心して暮らすことができ、あなたとの信頼関係が築かれていくことでしょう。

愛猫との穏やかで幸せな毎日のために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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