愛猫が『亡くなったらやるべき』3つのこと 飼い主としてできる“最期のお努め”

愛猫が『亡くなったらやるべき』3つのこと 飼い主としてできる“最期のお努め”

愛猫との突然の別れに直面したとき、何から手をつけていいかわからなくなる飼い主のために、お見送りまでの流れを具体的に解説していきます。後悔しない最期のお別れができるように、亡くなった直後から葬儀の手配まで、やるべきことをまとめました。

猫が「亡くなったらやるべき」3つのこと

チェックリスト

1.亡くなった直後にすること

愛猫が亡くなった直後は、まず体をきれいに整え、安らかな姿で安置してあげましょう。温かいタオルで全身を優しく拭いてあげたり、ブラシをかけて毛並みを整えてあげたりします。

また、保冷剤をタオルでくるみ、お腹や頭の周りに置いて体を冷やし、傷まないように工夫することが大切です。

目や口が閉じない場合は、優しく閉じてあげます。この時、体を硬直させないよう、手足をそっと胸の方に曲げてあげると、納棺や火葬の際にスムーズです。

準備ができたら、かかりつけの動物病院に連絡し、今後の対応について相談しましょう。

2.葬儀・火葬の手配

亡くなった猫をどのように見送るか、後悔のないよう見送りの方法を考えましょう。

近年、ペット葬儀を行う業者が増えています。業者は、火葬方法によって大きく3つに分けられます。

他のペットと一緒に火葬する「合同火葬」は費用が抑えられますが、個別の遺骨は手元に戻りません。

個別に火葬し、お任せで収骨してもらう「個別一任火葬」、飼い主が立ち会って収骨までできる「立会火葬」は、遺骨を返してもらえるため、手元に残したい方や供養を考えている方におすすめです。

業者や火葬方法によって料金が異なるため、複数の業者に問い合わせて比較検討するようにしてください。

3.行政への手続き

血統書を発行している団体に登録している場合は、登録抹消の手続きが必要です。また、マイクロチップを装着している場合は、飼い主情報の変更や登録抹消の手続きを行いましょう。

これらの手続きは、オンラインや郵送で可能な場合もあります。事前に各自治体や団体へ確認してください。

お別れの時間の過ごし方

猫の遺骨と写真

愛猫とのお別れの時間は、感謝の気持ちを伝え、心を整理する大切な時間です。思い出の品(お気に入りのおもちゃや毛布など)を棺に一緒に入れてあげたり、生前の写真を飾ったりして、愛猫との最後の時間をゆっくり過ごしましょう。

お別れをした後、ペットロスに陥ってしまうことがありますが、無理に気持ちを抑え込まず、悲しい時は泣いて構いません。

愛猫がくれた幸せな時間を思い出し、楽しかった思い出を振り返ることも大切です。また、愛猫を偲ぶための供養(小さな仏壇を置く、遺骨をオブジェにするなど)をすることも、ペットロスを乗り越えるひとつの方法です。

まとめ

猫を抱きしめる女性

愛猫を亡くした直後は、動揺するかもしれません。

しかし、後悔のないお別れのためには、安置から火葬、そして行政手続きまで、飼い主としてやるべきことを事前に知っておくことが大切です。

愛猫への感謝の気持ちを胸に、安らかに送り出してあげましょうね。

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