猫が留守番中、帰れなくなった!『出先のトラブル』に備えるために取るべき対策3選

猫が留守番中、帰れなくなった!『出先のトラブル』に備えるために取るべき対策3選

外出先での地震やゲリラ豪雨、交通渋滞などで、飼い主さんがいつも通りに帰れなくなってしまうことがあります。今回は、いざというときに備えて、効果的な事前対策を3つ紹介します。今後の緊急時の取り組みに活かしてみてください。

1.ペットカメラの導入

ペットカメラを見つめる猫

外出トラブルで帰宅できなかったとき、飼い主さんがいちばん不安に感じるのは、愛猫がどんな状態でいるのかわからないことかもしれません。

「ごはんは食べたか?」「トイレはいつも通り済ませたか?」「イタズラしていないか?」「寂しくなっていないか?」など、次から次へと心配事があふれてきます。

先の見通せない不確定な状況に襲われると、人は非常にストレスを感じます。安心感を得るためにも、まずは、現状把握が急務でしょう。

そこで便利なのは、「ペットカメラ」です。

たとえば、外出中、突然の線状降水帯によって、飼い主さんが帰れなくなった際、「ペットカメラ」のライブ映像で愛猫の様子を確認できたら、ある程度モヤモヤ感が和らぐかもしれません。

もちろん、通常時でも「ペットカメラ」のおかげで、留守中の愛猫の知られざる行動を面白おかしくチェックできます。また、帰宅後、録画した映像をゆっくりくつろぎながら鑑賞することも可能です。

機種ごとの違いはありますが、「ペットカメラ」には、360度で自動追尾できたり、鳴き声を感知したら通知してくれたり、電話のように愛猫とリアルタイムで話せたり、さまざまな機能がそろっています。

飼い主さんは、さまざまな商品を見比べて、自分の要望に合った「ペットカメラ」を選んでみてください。

2.自動給餌器の活用

自動給餌器のフードを食べる猫

飼い主さんが帰れなくなると、愛猫がいちばん困ってしまうのは、「ごはんがない!」です。猫はルーティンを好む動物で、できれば定刻通りのごはんタイムを望んでいます。

ただ、繁忙期や急な残業で帰宅が遅くなったり、あるいは、出先の地震などでそもそも帰れなくなったりする場合もあるでしょう。

そんなときに活躍してくれるのが、「自動給餌器」です。タイマーをセットしておくと、あらかじめ調整した量のごはんが決まった時間に出てきます。

「自動給餌器」の代表的な機能には、スマホ連携による給餌量の微調整(リモート給餌)、見守りカメラ、リアルタイム会話などがあります。電池式のものは、とりわけ災害時に役に立ってくれるかもしれません。

ちなみに、「自動給餌器」には、ドライフード専用の「ストッカータイプ」、ウェットフードに便利な「トレイタイプ」の2種類があります。

「自動給餌器」に加えて、「自動給水器」も併用すれば、留守中の「ごはん」と「水分摂取」の悩みがある程度解消され、飼い主さんも少しは安心できるはずです。

3.緊急時に対応してくれる人を確保しておく

用意されたフードを食べる猫

先述した「ペットカメラ」、「自動給餌器」の導入以外にも、愛猫のために緊急時に対応してくれる人を見つけておくことも大切です。

おうちの近くに暮らす親族や猫好き・猫ツウの友人、知人(自宅でも猫を飼っている)など、飼い主さんによって受け入れ先は変わってきます。

万が一のときに備えて、子猫時代から、無理のない範囲で猫好きさんのおうちを何度か訪れ、環境に慣れてもらうと、愛猫も比較的落ち着いて過ごせるかもしれません。

本人の了承を得たうえで、一時的に愛猫をお世話してくれる人が確保できたら、自治体が提供する「ペットを守る緊急連絡カード(東京都の場合)」を利用するのも有効です。

このカードの裏面に飼い主さんと愛猫情報、緊急連絡先(お世話してくれる人)を記入し、サイフなどに入れておけば、不意の災害や事故、病気などで身動きが取れなくなったときも、まわりの人たちに愛猫の存在を気づいてもらいやすくなります。

「猫を飼っている」をアナウンスするグッズとしては、自治体提供のカードのほかにも、クレジットカードサイズのカードやキーホルダー、ペット手帳、スマホの待ち受け壁紙なども販売されています。

まとめ

白猫とペットカメラ

災害などで飼い主さんが帰れなくなったとき、直接的な影響を受けるのは、何よりも愛猫です。飼い主さんは、まさかのときを考えて、あらかじめ何らかの対策を講じる必要があります。

その一例として、今回は、「ペットカメラの導入」「自動給餌器の活用」「一時的な世話人の確保」の3つを取り上げました。

出先での突発的なトラブルはいつ起こるかわかりません。事態に直面して慌てないためにも、緊急時の備えは万全にしておきましょう。

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