猫に起こり得る『春のトラブル』4選 花見、季節の変わり目…浮かれていては危険!

猫に起こり得る『春のトラブル』4選 花見、季節の変わり目…浮かれていては危険!

春は猫にとっても過ごしやすい季節。ですが、思わぬトラブルも潜んでいます。猫が健康で過ごせるように、飼い主として注意すべきポイントを押さえておきましょう。今回は猫に起こり得る春のトラブルを解説します。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.春ストレス

猫と桜

春は気温や気圧の変化が激しく、猫にとってもストレスを感じやすい季節。寒暖差が大きくなることで、元気がなくなったり食欲が落ちたりする可能性もあります。また、春は引っ越しや模様替えのシーズンでもあり、環境の変化に敏感な猫にとっては落ち着かない時期です。

さらに、発情期を迎える猫は普段以上にそわそわしやすく、ストレスがたまることも。春ストレスが蓄積すると、下記のようなトラブルが発生しやすくなります。

  • 泌尿器系のトラブル
  • 猫かぜ
  • ストレスによる脱毛

上記の他にもストレスや不安から、脱走や人への攻撃など問題行動も多くなる懸念があります。春の季節は愛猫の様子をよく観察し、リラックスできる環境を整えてあげることが大切です。

2.花見で脱走

猫と桜

春といえば花見のシーズン。飼い主さんの中には、猫と一緒にお花見を楽しみたいと思われる方もいらっしゃることでしょう。しかし、春の季節に猫を不用意に外へ連れて行くのは危険。いつもより興奮しがちなので、一瞬の隙をついて脱走してしまう恐れがあります。

花見やピクニックに猫を連れて行く場合は、キャリーやリードをしっかりと準備し、決して目を離さないようにしましょう。

また、室内で花見をするときも注意が必要。前述の通り春は猫も興奮しやすくそわそわして落ち着かない子も多いです。

そのため、外の空気に誘われて猫が脱走してしまうケースも増えます。窓を開けた隙や、玄関の出入りの際にするりと外へ飛び出してしまうこともあるため、十分な注意が必要です。

外に慣れていない猫が脱走すると、パニックになって戻れなくなることもあります。お花見で浮かれ過ぎず猫のことにもしっかり気を配ってあげましょう。

また、元々外が好きな猫でなければ、外に連れ出すこと自体がストレスになることもありますので、猫を連れての花見は猫自身の性格に合わせるようにしましょう。

3.ノミやダニ

猫と桜

春になると気温が上がり、ノミやダニが活発になります。ベランダや庭など外に出る機会がある猫は、知らないうちに寄生されるリスクが高まります。一度ノミやダニがついてしまうと、かゆみや皮膚炎を引き起こすだけでなく、貧血やウイルス感染症など重篤な病気の原因になることも。

中でもダニが媒介するSFTSという感染症は、猫だけでなく、人間においても致死率が高く、非常に危険です。

定期的なブラッシングや清潔な寝床の維持はもちろん、定期的に動物病院で予防薬を処方してもらうのも効果的です。ペットショップなどで市販されている猫用虫除けの中には、ノミやダニの駆除効果が低いものもあるので注意が必要です。春先からしっかりと対策を行い、ノミやダニから愛猫を守りましょう。

4.花粉症

猫と桜

実は猫も花粉症になることをみなさんご存じでしょうか?人間と同じように、春になるとくしゃみをしたり、鼻水が出る猫もいます。外の空気を室内に取り込む機会が多い家では、花粉が猫の体につき、花粉症を引き起こしやすいです。

毎年春の季節にくしゃみをする猫の場合は、この季節は特にこまめに猫がいる部屋の掃除をしたり、空気清浄機を用いたり、猫の体を軽く拭いたりしてあげましょう。

まとめ

子猫と桜

春は暖かく過ごしやすい季節ですが、猫にとっては注意すべきトラブルも多くあります。季節の変化に伴うストレスや脱走、ノミ・ダニの発生、さらには花粉症のリスクまで様々です。

ですが、飼い主さんがしっかりと対策をすることで、愛猫が快適に春を過ごせるようになります。日頃から様子をよく観察し、異変があれば早めに対処することで、大切な猫を守っていきましょう。

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