猫に『一人遊び』を覚えてもらうメリット4選 おすすめのトイやひとりで遊ぶときの注意点も

猫に『一人遊び』を覚えてもらうメリット4選 おすすめのトイやひとりで遊ぶときの注意点も

人と暮らす猫も「ひとり」という感覚に慣れたほうが良いのでしょうか。そこで今回は、猫に「一人遊び」を覚えてもらうメリットについて解説いたします!

猫に「一人遊び」を覚えてもらうメリット

遊ぶ猫

猫を飼い始めると「運動不足解消やストレス発散のために、一緒に遊んであげましょう」というアドバイスをよく見聞きするのではないでしょうか。

実際それは正しいのですが、常に一緒に遊んであげられるわけではない場合も。

留守番とまではいかなくとも、どうしても手をかけてあげられない時間がある場合、愛猫が「一人遊び」ができる状況なら安心だし助かりますよね。

そこで今回は、猫に「一人遊び」を覚えてもらうメリットについて、おすすめのトイや遊ぶときの注意点も合わせて解説いたします。もしまだ一人遊びは…という場合には是非参考にしてみてくださいね。

1.留守番に強くなる

飼い主さんが留守にしている間に一人遊びができるようになることで、退屈が原因のイタズラをしてしまうことがなくなります。また、寂しさも紛れるため、分離不安の予防や治療としても功を奏するでしょう。

なお、完全にひとりにさせてしまう留守中にひとり遊びをさせる場合は、誤飲しないおもちゃを用意してあげましょう。おすすめは、丈夫で大きな蹴りぐるみや、転がすとおやつが出てくる知育玩具です。

知育玩具は、ガチャガチャのカプセルやペットボトルなどを用いて簡単に作ることができます。ご褒美にもなるので参考にしてみてください。

また、自由に使えるキャットタワーを設置するのも良いでしょう。遊びとして活用するのはもちろんのこと、猫の休憩スペースにもなるので安心して寛ぐことができます。

2.飼い主さんの邪魔をしなくなる

在宅勤務中、または家事や育児の最中は、大好きな愛猫にも邪魔はされたくないですよね。集中したいときに愛猫に邪魔されるとむげに突き放すこともできず、作業が進まずに困ってしまいます。

この場合も、やはり一人遊びを覚えてもらうことが役に立ちます。チラチラと愛猫の動きを観察できるのであれば、ネズミ型のぬいぐるみや自動で動くおもちゃなどを活用してみても良いでしょう。

ちなみに、ぬいぐるみには事前に微量のマタタビをふりかけておくと、愛猫の興味を引きやすくなります。

3.運動不足の解消になる

遊ぶ猫

家猫最大の心配事は、運動不足です。「食べては寝る」を繰り返すうち、気づけば肥満になっていた、というケースも珍しくありません。

幸い、人と暮らす猫は、歳を重ねても子猫らしさが残りやすいもの。この特徴を最大限に生かす先が、まさに「一人遊び」です。

いくつになっても遊びたい時に遊ぶという習慣が身につけば、適度に運動する癖がつきます。前述したように、キャットタワーを活用すると良いでしょう。

周囲を観察する目的でタワーに登る、お昼寝目的で頂上を目指すなど、必然的に上下運動をすることにつながります。

ただし、加齢で愛猫の足腰が弱り出したら、タワーの高さを低くしてください。万が一の転落に備えて、タワー周辺に厚地のラグを敷いておくこともおすすめします。

4.食事がより美味しくなる

そもそも猫が遊ぶのは、根底に狩猟本能があるから。つまり、遊ぶという行動が狩りから得られる達成感を引き立てるということになります。

自力で獲物を仕留めた(ぬいぐるみを転がして捕まえた)後に食べる食事は、いつも以上に美味しく、満足感に溢れたものになるのです。

積極的に遊んだ後に食事を取っていたら、褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、留守番時にも自信を持って飼い主さんを待てるようになります。

子猫らしさは残しつつも、適度に自立心が育つようになるので、共存するうえで楽になるでしょう。

まとめ

一人で遊ぶ猫

愛猫に一人遊びを覚えてもらうことは、退屈防止・運動不足解消・認知症予防・食事の満足感を得るなどのメリットがあります。

留守番中は完全にひとりであることから、簡単に飲み込めるものや詰まりやすいひも状のおもちゃは適しません。ある程度の大きさがあるもの・頑丈で壊れにくいもの・知的好奇心を刺激するものなどがおすすめです。

一人遊びを覚えてもらうポイントとしては、まずは一緒に遊んで楽しさを知ってもらうこと、マタタビを上手に活用すること、褒めることが挙げられます。

最後に、必ずスキンシップを取る時間を確保することも重要事項として挙げておきます。家猫は、多かれ少なかれ飼い主さんとの関わりを持ちたがるもの。「今は無理でも後で構ってくれる」という安心感が原動力になります。

少しでも早く一人遊びに慣れてほしいと思ったら、『急がば回れ』というように、日々メリハリのある生活を意識しながら個人プレーの楽しさを教えてあげましょう。

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