1.肉や魚
手作りごはんを与えてみたいけど、毎回作るのはハードルが高かったり、栄養バランスが偏らないか気になるもの。でも、総合栄養食のトッピングとして与えるのなら、気軽にできそうですね。
飼い主さんが用意した肉や魚なら、たんぱく質を補うことができ、添加物も含まれていないので安心です。
注意点としては、食材は加熱し、味付けはしないようにしましょう。野菜を使用する場合は、猫が口にすると害になるものもあるため、気をつけて下さいね。
2.スープ
総合栄養食は、それだけで猫に必要な栄養素を摂ることができます。しかし、ドライフードだけでは、水分が不足してしまうことも。
飲み水を用意していても、あまり飲もうとしない猫もいて、心配になりますね。そんなときにドライフードにスープ状の猫用フードを足してあげると、フードの嗜好性がよくなるだけでなく、水分を摂取することができますよ。
3.ふりかけ
手軽に使えるのが、猫用のふりかけ。いつものフードにさっとふりかけるだけで、嗜好性を高めてくれます。ふりかけなら、ドライフードだけでなく、ウェットフードや手作りごはんにも使えるので便利ですよ。
フードの切り替え時は、少しずつ新しいフードを混ぜて慣らしていきますが、その際にも、いつも与えているふりかけがあれば移行がスムーズです。
猫用ふりかけには、かつお節や、肉や魚をパウダー状にしたものなどがあります。市販のふりかけを選ぶ際には、添加物の有無や原材料をチェックして、安心なものを与えましょう。
4.煮干し
煮干しは、猫が体内で合成することのできないタウリンの他、必須脂肪酸のDHAやEPAなど、猫の健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。また、噛み応えがあるので、歯磨き効果を期待できるとも言われています。
ただし、煮干しはミネラルが豊富で、与え過ぎは尿路結石や腎臓病のリスクを高めてしまうため、注意が必要です。
お家の猫ちゃんが与えても問題ないかどうか、かかりつけの先生に確認してから与えることをおすすめします。
煮干しを与える際は、人間用ではなく猫用として販売されているものを選びましょう。猫用のものであっても、塩分が含まれている可能性があるため、一度塩抜きをしてから与えるのがおすすめです。
トッピングには、細かく砕いてフードによく混ぜてあげると、フードと一緒に食べやすくなります。与えすぎも栄養バランスを崩す原因となるため、少量にとどめるよう注意しましょう。
まとめ
猫はなかなかのグルメで、食にはこだわりがあります。同じものを食べていると飽きてしまうこともしばしば。
そんなときに試してみたいのが「トッピング」です。いつものフードでも、トッピングを加えることで食いつきがよくなることがあります。
ただし、トッピングはあくまでも追加分であり、猫にとって主食ではありません。また、栄養分やカロリーも一緒に追加することになるため、与え過ぎには気をつけて下さいね。
ドライフードと比較して、水分や脂質を多く含むウェットフード系のトッピングは脂質の酸化や、室温によっては腐敗など質が劣化することもあるため、食べきらなければすぐに引き上げるなど、食べ方の工夫することをおすすめします。