有名な説「虹の橋」とは?
虹の橋とは、作者不詳のまま広まった「散文詩」にまつわる説で、今ではペットが亡くなったときに「虹の橋を渡った」という表現がされるほど浸透しています。
そこは、天国の手前の草原にあり、亡くなった動物たちが元気に暮らせる場所とされています。
生前病気やけがをして思いどおりに動けなかった猫も健康になり、たくさんの動物たちとのふれあいを楽しめるそうです。
しかし、飼い主さんに愛されて育った猫は、飼い主さんがいないことを寂しく思いながら、飼い主さんが姿を見せる日まで、虹の橋のたもとで待っているそうです。
再会できたあかつきには、一緒に虹の橋を渡っていくのだとか。
最近になり、この散文詩は、スコットランドの「エドナ・クライン=リーキー」さんが「愛犬」に向けて書いたものということが明らかになり、さらに注目を集めています!
その他の説を2つご紹介
1.毛皮を着替えて帰ってくる
毛皮を着替えるというのは、違う柄の猫に生まれ変わるということです。
有名な「猫の十戒」の中でも「私は着替えの時間を少し短くしてやってもよい」というメッセージが登場しているのを知っていますか?
毛皮を着替えて帰ってきた猫は、見た目は違えど行動が似ていることが特徴と言われていますが、見た目も行動も全く違う場合もあるようです。
以前筆者も、愛猫の生まれ変わりを感じさせるような経験をしました。
愛猫の死をようやく受け入れ始めたときに、偶然子猫を保護したのですが「あなたは〇〇(以前飼っていた猫の名前)なの?」と呼ぶと相づちを返してくれたのです。
まるで愛猫に再会できたような気がして、胸が熱くなったのを覚えています。
はるか昔から、猫は9つの魂を持っているとも考えられており、毛皮を着替えるというのも妙に納得できませんか?
2.幽霊になって見守る
2024年の3月に、アメリカのとある大学が発表した論文によれば、愛犬を亡くした飼い主の多くが、愛犬の気配を感じ取るといった不思議な体験をしているのだそうです。
研究では、愛犬の幽霊をプラスに受け止めている飼い主さんは、およそ7割にも及んでいるという結果になりました。
さて、この研究の対象は「犬」でしたが、SNSなどを眺めていると、愛猫を亡くした飼い主さんの体験談も相次いでいます。
科学的な根拠はありませんが、ペットへの愛情によって発生する現象なのかもしれません。
もちろん愛猫を失った後は、心が痛むような思いから立ち直るために、ある程度の時間が必要となります。
しかし、愛猫が見守ってくれていると感じることができれば「あまり心配をかけてはいけない」と、少しずつ前を向くきっかけになるのかもしれません。
まとめ
愛猫とのかけがえのない絆は、亡くなった後も続いていきます。
いつか虹の橋でまた再会できるというのは、多くの飼い主さんの心の支えになることでしょう。
9つも魂を持っているのだとしたら、見た目や性格は違くとも、1日でも毛皮を着替えて帰ってきてほしいと願ってやみません。
「幽霊なんていない」そう決めつけてしまうかもしれません。
しかし、科学的な根拠とはいったん切り離して考えると、悲しみを癒すヒントになってくれそうです。