猫がいる部屋で『扇風機』は危険?気をつけるべき3つのこと 上手に使って暑さ対策を!

猫がいる部屋で『扇風機』は危険?気をつけるべき3つのこと 上手に使って暑さ対策を!

気温が高くなってくると、「扇風機」の出番ですよね。エアコンと併用して使用することもあるでしょう。しかし、猫がいる部屋で扇風機を使うのは危険ではないのでしょうか。猫を飼っていて扇風機を使う場合は、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.扇風機で遊ばせないようにする

扇風機の紐にじゃれる猫

羽根が回って首を振る扇風機は、動くものに反応してしまう猫の興味を引きやすいものです。中には興味を示さない猫もいるようですが、多くの猫は反応してしまうでしょう。

扇風機が動いていれば、手を出したくなるのが猫。飛びついたり、じゃれたり、羽根を触ろうとして、ガードから前足を入れてしまうこともあります。ましてや回転している羽根に触れてしまえば、大きなケガにつながりかねません。

猫のいる場所で扇風機を動かすときは、猫が遊ばないように十分注意する必要があるのです。

2.扇風機が転倒しないようにする

扇風機の前で仰向けになる猫

扇風機に興味を持った猫が、体当たりをして扇風機を倒してしまったら大変です。

扇風機の重さが猫にのしかかるだけでも危険ですが、扇風機が動いたまま倒れてしまうと、ガードが外れたり、羽根が破損して思わぬ大きなケガをしてしまう恐れがあります。

猫がいて扇風機を使う場合は、転倒しないよう気をつけましょう。

3.コードをかじらせないようにする

電気コードをかじる猫

猫はひも状のものにも興味を示します。扇風機のコードも例外ではありません。

特に歯の生え変わり期にある子猫は、歯がむず痒いため、色んなものを噛みたがります。コードは、そんな子猫が噛むのにちょうどよい大きさと形状なのです。

コードを噛むと、外側のゴムの部分が破損し、感電や火災につながる危険性があります。猫にコードを噛ませないよう対策しましょう。

もうひとつ気をつけたいのが、猫が足で踏んで扇風機のスイッチを入れてしまうこと。なぜか、わざわざ扇風機の土台の部分を通っていったり、土台の部分に頭を乗せて寝ている猫は多いですよね。

ふとした拍子にスイッチを入れてしまうということは、よくあるようです。留守中は扇風機のコンセントは抜いておいた方が安心ですね。

猫がいる部屋で扇風機を使う際の対策

扇風機の前の猫

猫がいる部屋で扇風機を使う際の手軽な対策としては、ガード部分にカバーをつけることです。カバーをかけておくと、猫が前足を入れてしまうのを防ぐことができます。カバーは、全面だけではなく、後ろも覆うことができるものが安心です。

ただし、カバーの網目には爪が引っかかりやすいものもあります。カバーを外してしまうことがあるので、様子を見ていた方がいいででしょう。

扇風機のコードをかじってしまう場合は、コードも専用のカバーで覆ってしまうのがおすすめです。100円ショップなどでも購入できるので、しっかり対策しておきましょう。

転倒が心配な場合は扇風機を固定するか、柵などで覆う方法があります。柵はストーブ用のガードを利用する他、ワイヤーネットを使って簡単にDIYすることもできますよ。また扇風機自体を壁掛けタイプのものに替えてしまうという方法もあります。

まとめ

扇風機に当たりながら眠る猫

今回は、猫がいる部屋で「扇風機」を使用する際に気を付けるべきことについて解説しました。

動くものが好きな猫にとって、扇風機はおもちゃみたいなもの。扇風機は、猫がイタズラしないよう、しっかり対策しておきましょう。

留守にする際は、扇風機のコンセントも忘れず抜いておいて下さいね。

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