猫用トイレの設置場所が悪いとどうなる?
猫はトイレに対して強いこだわりがあるため、気に入らない場所にトイレを設置するとトイレを我慢するようになってしまうことがあります。トイレを我慢すると、膀胱炎や尿路結石といった病気のリスクが高くなるので注意が必要です。
またトイレの設置場所が悪いことが、猫の粗相の原因になることも。愛猫がトイレ以外の場所で排泄してしまったときは叱るのではなく、トイレに対して不満があるのかもしれないと考えて設置場所を見直してみてください。
猫用トイレのNGな設置場所
1.玄関・廊下
玄関や廊下は風通しが良いので、トイレのニオイがこもりにくいというメリットがあります。しかし人が通ったり来客が出入りしたりする場所なので、猫が落ち着いてトイレができないというデメリットも…。
猫は警戒心が強い動物なので、トイレの設置場所はリラックスできるかどうかを重視して選びたいところです。
また冬場は冷えやすいのも玄関や廊下の問題点です。猫は基本的に寒さが苦手なので、寒い場所にトイレがあるとトイレに行くのを我慢するようになってしまいます。
愛猫のトイレを玄関や廊下に設置している場合は、ぜひ他にもっと良い場所がないか検討してみてくださいね。
2.窓際
猫は窓際で外の景色を眺めたり日向ぼっこをしたりするのが好きですが、実は窓際はトイレの設置場所としては相応しくありません。
窓の外を人や動物が通るため、「なんだか見られているような気がする…」と猫が排泄中にストレスを感じてしまいます。
猫が安心して利用できるように、トイレは他者の視線が気にならない場所に設置してあげたいところです。
また日当たりの良い場所にトイレがあると、湿度の高さで細菌が繁殖しやすいという問題もあります。窓ガラス越しの日光が当たっても、残念ながら殺菌効果や消毒効果は期待できないので、窓際にトイレを設置するのは避けましょう。
3.食事をする場所や寝床の近く
猫は非常に綺麗好きなので、自分が食事をする場所や寝床のすぐそばで排泄することを嫌がります。我々人間も、トイレのニオイが届く場所で食事をしたり眠ったりするのは不快ですよね。
愛猫のトイレは、いつも食事をする場所や猫用ベッドからは少し離れたところに設置してあげましょう。もちろんトイレの汚れやニオイがストレスにならないように、こまめに掃除をすることも大切ですよ。
4.テレビや洗濯機など家電の近く
猫は聴覚が優れているため、人間はそれほど気にならないような音でもうるさく感じます。テレビ・洗濯機・乾燥機・冷蔵庫・電子レンジといった家電の近くにトイレを設置すると、音が気になって落ち着いてトイレができなくなってしまう子もいるようです。
お家の中に全く音がしない場所はなかなか見つからないかもしれませんが、猫用トイレはできるだけ静かな場所に設置してあげてくださいね。
まとめ
愛猫の健康を守るためにも快適に生活してもらうためにも、猫用トイレの設置場所は重要です。今回は、猫が嫌がるNGな設置場所を4つご紹介しました。
愛猫がトイレに不満を抱えている可能性があるのなら、一度トイレの設置場所を見直すとよいでしょう。
とはいえ急にトイレの場所が変わると、猫も戸惑ってしまいます。まずは今使っているトイレはそのまま置いておき、新しいトイレを購入して良さそうな場所に設置してみましょう。
愛猫が新しいトイレを気に入ってくれるかどうか様子を見ながら、ベストな設置場所を見つけてあげてくださいね!