愛猫が飼い主さんに『しっぽでタッチ』するときのワケ5選 さわられ方で意味も違う!

愛猫が飼い主さんに『しっぽでタッチ』するときのワケ5選 さわられ方で意味も違う!

コミュニケーションツールとしても一役買っている猫のしっぽ。そのしっぽでする『タッチ』は、猫にとって重要な意味が込められているサインのひとつと言われています。そこで今回は、愛猫が飼い主さんに「しっぽでタッチ」するときのワケについて解説いたします。

猫が飼い主さんに「しっぽでタッチ」をするときのワケ

しっぽで男性の足元にタッチする猫

猫と暮らしていると、ふと「しっぽでタッチ」をされることはないでしょうか。(お、甘えてきたな…)と思うことが多いかもしれませんが、実は飼い主さんに対する猫のこの行動には、さまざまな意味合いがあるようです。

そこで今回は、猫が飼い主さんに「しっぽでタッチ」をするときのワケについて解説します。実はそのさわられ方によって、込められた意味も違うのです。

1.挨拶

ピーンと立てたしっぽをくっつけてきた場合は、「よっ!元気?」と挨拶をしている合図になります。

これは猫同士でも用いられるコミュニケーション方法で、友好の証でもあります。親しくない相手には見せない行動なので、飼い主さんを仲間として意識していることになります。

愛猫が挨拶をしてくれた際は、「おはよう」や「ただいま」などと声をかけながら撫でてあげてください。そうすることで、こちらも挨拶を返すことができます。

2.マーキング

猫には縄張り意識があるので、自分のテリトリーとして大切にしたいものにはにおい付けを行います。いわゆる「マーキング」です。

猫のしっぽの付け根には、フェロモンを分泌する器官が備わっています。愛猫はさりげなく飼い主さんにしっぽを絡めることで、「大事な人だから取らないで!」とアピールするのです。

ちなみにマーキングといっても、スプレー行為のような悪臭を放つことはありません。人間の嗅覚では認識できないにおいなので安心してください。

3.要求がある

猫は飼い主さんに対して用事があると、「ニャーン」と鳴いてアピールします。それでも気づいてもらえない場合や、隣にいる時はしっぽで合図を出します。

パタパタとしっぽを振りながら絡めてくるようであれば、要求のサインです。顔に対してもピシピシと当ててくるので、煩わしくなる前に欲求を満たしてあげましょう。

4.解放して欲しい

抱っこされて怒ってしっぽを打ち付ける猫

抱っこやスキンシップの最中にしっぽを当てて来た際は、振り方に注目してください。

要求の合図よりも激しく、バタンバタンと叩きつけてくるようであれば「もう離して!」というサインです。このタイミングで解放しておかないと、ますます不機嫌になり、最終的には猫パンチをお見舞いされてしまうでしょう。

しっぽを振る他、耳を横に寝かせるイカ耳ポーズも同じ意味合いのボディランゲージです。これも合わて気持ちを察してあげましょう。

5.そばにいるか確認している

(抱っこまでは求めていないけれど、離れず自分の隣にいてほしい…。)と、ツンデレな猫はさりげなく甘えてきます。

このように「飼い主さん、ちゃんと隣にいるよね?」と確認したい時は、軽くしっぽを当てて来るでしょう。うたた寝をしている最中やリラックスしている時に多く見られる行動なので、意識してみてください。

ちなみに「ここにいるよ」と伝える際は、頭や背中などを撫でてあげましょう。しっぽ自体に触れてしまうと驚いてしまいます。元々しっぽに触れられることが苦手な猫が多いため、気をつけてくださいね。

6.あやしている

人間が赤ちゃんや幼児をあやす際に「トントン」とするように、猫もしっぽで同じような行動を取ります。

私達が眠ろうとしている時やリラックス中に、ソフトタッチで叩いてくるようであれば、「よしよし、良い子ね」と語りかけています。

猫は母性本能が強い動物なので、母猫モードの時はあやそうとするのです。その場合は、お母さんごっこを楽しむような気分で愛猫に委ねてみてください。実際にやってもらうと安心感が得られ、心地よい眠りに誘われるかもしれませんよ。

まとめ

擦り寄る猫

今回は、愛猫が飼い主さんに『しっぽでタッチ』するときのワケについて解説しました。触れ方によって意味合いが異なるので、その都度、注目してみてください。

「今はこういう気持ちなんだ」ということがわかると、言葉を交わすことができなくても気持ちが通じ合えたようなシンパシーを感じるでしょう。

各々の意味合いに合わせて声掛けをしてみたり、撫でたりして対応してあげましょう。

ただし、不機嫌のサインが出ている時は素早く解放してあげましょう。しつこくすると嫌われてしまうので要注意です。

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