1.猫の知能レベルは2~3歳の子供に相当
猫と生活していると、(頭がいいな)と感じることが多々あります。それもそのはず、猫の知能レベルは人間の子供でいえば2~3歳ほどだそうです。2~3歳になれば、子供はある程度の言葉を理解し、自分でも話すことができるようになります。
もちろん、猫が言葉を話せるわけではありませんが、よく聞いている短い言葉ならわかっているようですよ。「ごはん」と言うとどこからともなく飛んできたり、逆に「病院」や「爪切り」などと言うといつの間にか姿を消していたり…。
自分の名前もよく覚えていることでしょう。ただし、猫の場合は呼んでも来ないことがありますが…。
2.猫は犬より賢い?
犬は賢く飼い主にも忠実です。そのため、犬の方が猫より賢いと思われがちなのですが、犬の知能レベルも猫とだいたい同じで、人間の子供に当てはめると2~3歳くらいなのだそうです。ただこれは科学的な根拠はありませんので注意してください。
ただし、猫と犬とでは習性が違います。猫は単独行動なのでリーダーに従う必要もなく、飼い主の言うことを聞く犬の方が賢いと思われるのかもしれませんね。
また猫の知能については犬のそれと比較して研究が進んでいないため、まだまだ未知の部分もありそうです。
3.猫の脳化指数って?
猫の知能レベルを表すのに「脳化指数」という考え方もあります。動物の体重に占める脳の重さの割合に一定の値をかけて導き出されるものです。
脳化指数は、定数×脳の重量÷体重2/3で求められます。体重に比べて脳が重いほど知能レベルが高いということです。この考え方で犬と猫を比較すると、犬のほうが若干高いようです。
ただし、知能は神経細胞(ニューロン)の数の多さなども関連していると言われており、知能の高さを正確に比較するのは難しいのだそうです。
4.猫の知能の高さはしつけに利用できる?
猫は犬のようにリーダーに従う動物ではありません。そのため、飼い主のいうことを聞かせようとしても、うまくいかないことが多いものです。
しかし、知能レベルが人間の子供の2~3歳であるということは、うまくすればしつけに利用できます。
たとえば、嫌なこと(音をたてたり、霧吹きで水をかけるなど)を覚えさせてイタズラを防止したり、反対にいい子だった時にはご褒美のおやつを与えるなどすると、良いことと結びつけて覚えるのでしつけがしやすいです。簡単な芸を覚えることもできるでしょう。
まとめ
猫は人間の子供でいうと2~3歳ほどの知能があると言われています。とはいえ、猫と人間とでは全く別の生き物です。猫の行動を人間に当てはめてみると2~3歳程度と考えられるため、そういわれているだけのようです。
猫が、人間と同じことができるわけではありません。反対に、人間よりも優れた能力を持ち合わせているのも事実です。
猫には猫の習性があることも理解し、猫の賢さをしつけなどに利用する場合も、無理をさせないようにして下さいね。