1.ウー、シャー
威嚇をして相手を遠ざけようとしているときの鳴き方です。口を開けずにうなり声を出したり、口を開けて牙を見せ、勢いよく息を吐くように音を出したりします。
強気な態度に見えますが実は弱気になっていて、毛を逆立てたり、耳を倒して体を小さくしたりすることもあります。
なだめてあげたくなりますが、威嚇している猫に近づいたり、無理に触ろうとしたりすると攻撃されます。猫が落ち着くまでは刺激せずにそっとしておきましょう。
同居猫に対してや、警戒する物が原因で威嚇をしている場合もあります。猫が警戒してしまう物を生活スペースから取り除いてあげるといいでしょう。
猫同士相性が悪くて威嚇をしている場合は、環境を整えてあげる必要があります。
猫同士の距離を1~3mとれるようにする、隠れ場所を用意する、食事場所やトイレなどの距離をあけるなどします。ケガをするような本気のケンカをしてしまう場合は、別々の部屋で生活をするなどの対処が必要です。
2.ギャアア!
痛みがあるときの鳴き方で、叫ぶように鳴くのが特徴です。
しっぽを踏まれた、カーテンに爪が引っかかった、猫同士のケンカで噛まれた、ケガなど痛みがある場所を触られたときなどに発することがあります。
触ったときに鳴いたり怒ったりすることが続くときは、ケガや病気があるかもしれないので動物病院を受診しましょう。
3.アオーン、ミャーオ
これも不満や不安を感じているときの鳴き方で、低い声で鳴くのが特徴です。
飼い主さんを探しているときや、構ってほしいとき、強くおねだりをするときなどにこの鳴き方をする場合があります。
いつもと違う鳴き方をすることで飼い主さんが反応してくれることを学習している猫もいます。猫にとって当然の要求であれば応えてあげましょう。
しかし、夜中や早朝などに飼い主さんを起こそうとして鳴いているなど、場合によっては無視をして「鳴いても構ってもらえない」ことを猫に学習してもらう必要もあります。
強い不安やストレスが原因で鳴いている場合もあります。飼い主さんと離れることに不安を感じて鳴き続けたり、体調不良になったりしているときは動物病院に相談をしましょう。
まとめ
ネガティブな意味で猫が鳴くときは、低い声や叫ぶような鳴き方をすることが多いです。
その状態をそのままにしていると、猫が抱えるストレスが大きくなってしまう場合があります。
何に対して警戒しているのか、どこかに痛みがあるのか、要求やストレスは何かなど、愛猫がネガティブな意味で鳴いている意味を猫目線できちんと理解して、適切に対処してあげましょう。