温かいから?猫が「炊飯器」に乗る理由 その危険性とやめてもらうための方法とは?

温かいから?猫が「炊飯器」に乗る理由 その危険性とやめてもらうための方法とは?

猫は心地よい場所を見つける天才です。「炊飯器」の上に乗っている猫は、炊飯器のどこに心地よさを感じているのでしょうか。しかし、猫が炊飯器に乗ることには危険性もあるのです。そこで今回は、猫が「炊飯器」に乗る理由と、やめてもらうための対策方法についてご紹介します。

猫が「炊飯器」に乗る理由

目を閉じる白猫

炊飯器の上に猫が乗っている姿をしばしば見かけることがあります。なぜ猫は炊飯器の上に乗るのでしょうか。

温かいから

電源が入っている炊飯器は温かいですよね。猫はその温かさを知っていて、その上に乗ることで温まっているのです。

形、大きさがちょうどいい

猫は高い場所が好きな動物です。少しでも高い場所に乗りたいという気持ちから炊飯器の上に乗ってしまうことがあります。

また、猫が乗るのにちょうどいい大きさでもあります。

猫が「炊飯器」に乗る危険性

湯気が出ている炊飯器

猫が炊飯器に乗る理由が分かったところで、その危険性について考察してみましょう。

まず第一に、炊飯器の上に乗ると、猫がやけどをする危険性があります。

機種にもよりますが、保温モードの炊飯器の上に乗ることで「低温やけど」になる危険があります。低温火傷は44~50℃前後のものが皮膚に触れ続けることで起こるやけどです。

また、炊飯モードになっている場合は「高温やけど」の危険があります。高温の水蒸気が出てくる炊飯器もあります。

猫は鼻から吸い込んだ空気の温度の変化を敏感に感じとることはできますが、その他の部位は温度変化に鈍感といわれています。そのため、やけどになる前に気づいて逃げる場合もありますが、気づかずに炊飯器でやけどをしてしまうおそれもあるのです。

猫が炊飯器に乗るのをやめてもらうための方法

猫ベッドに入る猫

いくら温かいとはいえ危険性が伴うのであれば、愛猫が炊飯器の上に乗るのをやめさせなくてはなりません。

では、どのような方法ならやめてもらえるのでしょうか。

繰り返し教える

猫は叱ってしつけしようとしても、効果は期待できません。

少々手がかかりますが、『猫が炊飯器に乗ったり乗ろうとしたりしていたら下ろす』というのを繰り返して教えることで、乗らなくなる可能性があります。

猫が気に入る場所を用意する

炊飯器よりも魅力的な場所を用意してあげると、乗らなくなるかもしれません。

毛布やペット用ホットカーペットなど温かいものや、まわりを見渡せる場所にキャットタワーを置いたりしてみましょう。

猫が登れない場所に炊飯器を置く

猫が登れない高さの場所や、足場が少なく登れない場所に炊飯器を置いて乗れないようにします。

ただし、猫のジャンプ力は1.5mほどあるので注意しましょう。

猫の気をそらす

猫が炊飯器に乗ろうとしたら「あっ!」など声を出して気を引き、猫が炊飯器に乗るのをやめたらごほうびにおもちゃで遊んであげるようにします。

猫よけシートを置く

炊飯器の上や炊飯器のまわりにトゲトゲした猫よけシートを設置して乗れないようにします。

猫によっては猫よけシートが自分に害がないものだとわかると突破してしまうことがありますが、簡単にできる方法なので試す価値はあるでしょう。

キッチンに入れないようにする

キッチンに炊飯器が置かれていることが多いと思います。キッチンは炊飯器の他にも刃物やコンロ、猫が食べてはいけない食べ物など危険が多い場所です。

猫用のゲートを取り付けたり、DIYで柵や扉を作ったりしてキッチンに猫が入れないようにすると安心です。我が家も100円ショップで購入した材料で簡単な柵を作って、キッチンに入れないようにしています。

まとめ

炊飯器に乗る猫

猫が炊飯器に乗りたくなる理由は、温かさと形にあります。

理由を知ると納得してしまいますが、やけどの危険があるためやめさせた方がいいでしょう。

猫を炊飯器から遠ざけるためには、さまざまな対策を講じることが可能です。少々時間がかかるかもしれませんが諦めずに試して、猫が安心して暮らせる環境を作っていきましょう。

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