猫がジーッ…「上目遣い」で見てくるワケ4選 何が言いたいの?どう対応すればいい?

猫がジーッ…「上目遣い」で見てくるワケ4選 何が言いたいの?どう対応すればいい?

猫と暮らしているとよく見かける「上目遣い」な目線。そのとき、猫は一体何を伝えようとしているのでしょうか。今回は猫が「上目遣い」で見てくるワケを、それぞれの対応も合わせて解説いたします。

SupervisorImage

記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫が「上目遣い」で見てくるワケとは

上目遣いの猫

『目は口ほどに物を言う』という言葉がありますが、猫は人間の言葉を使えない分、まさに目で語りかけてきます。

そこで今回は、猫が「上目遣い」でこちらを見てくる理由について紹介いたします。何を伝えたいのか、どう対応すべきなのかについても詳しく解説していきます。

1.要求したいことがある

空腹アピール

1日の中で愛猫が「上目遣い」で見てくる頻度が最も多いワケのひとつが、なにか「要求したいことがある」場合です。「ご飯がほしい」「遊んでほしい」「トイレ掃除をしてほしい」など、おねだりの意味を込めて上目遣いをしてきます。

ぶりっ子のような仕草なのにも関わらず、可愛いと感じられるところが猫ならではの魅力ですよね。

とはいえ、ご飯やおやつに関しては甘やかすわけにはいきません。本来の時間以外の要求には応じないようにしてください。

一方、遊びやトイレに関する催促はできるだけ応じてあげましょう。遊びは数分程度で満足するものですし、トイレは汚いままだとストレスを溜めてしまう原因に繋がってしまうからです。

2.とにかく甘えたい

鳴く猫

猫が「上目遣い」をしてくるワケの中には、おもちゃを使って遊んでほしいというよりは、スキンシップを求めているパターンもあります。

キュルンとした瞳で上目遣いをしていたら、姿勢を低くして愛猫の名前を呼んでみてください。ここでスリスリしてきたら、優しく撫でてあげましょう。

3.背後から「好き」のメッセージ

ソファから見つめる上目遣いの子猫

先ほどまでのシチュエーションが正面からの上目遣いだったのに対して、背後か「上目遣い」で見てくる場合もあります。

何となく視線を感じて振り向くと、愛猫が上目遣いをしながらゆっくり瞬きをしてくることはありませんか?

これは、猫語で「大好き」というメッセージです。ここで私達も瞬きを返せば、猫と同じ気持ちを伝えることができます。「私もよ」と猫語で話しかけてみてください。きっと喜んでくれるはずです。

4.警戒している

イカ耳で上目遣いの猫

最後は距離感に注意が必要なケースです。猫が上目遣いをしているからといって、必ずしもポジティブな感情を持っているとは限りません。

耳やしっぽの動きに注目してみてください。耳を横に寝かせるイカ耳をしている場合や、しっぽが太くなっている場合は警戒中です。

このとき、たとえ飼い主さんであっても、無闇に近づいたり撫でようとすると攻撃される可能性があります。特に何もしなければ手を出してくることはないので、目を逸らしてその場を離れてあげましょう。

まとめ

上目遣いの猫

今回は、猫が「上目遣い」で見てくるワケについて紹介いたしました。それぞれ飼い主さんに求められる対応は、大きく異なっていましたね。

愛猫の上目遣いの目線をよく観察しながら、どのパターンに該当しているのか、ぜひ予想してみてください。

この仕草は一種の猫語になるので、マスターすればより一層コミュニケーションが円滑になるでしょう。これからの猫ライフに役立ててみてください。

スポンサーリンク