猫に「卵」を与える際のNG行為5選 そもそも与えていいの?

猫に「卵」を与える際のNG行為5選 そもそも与えていいの?

「卵」は栄養豊富なので、いろいろな調理方法で楽しめる食材ですよね。そんな卵は、猫にも与えることはできるのでしょうか。猫に卵を与える際にNGなこと、注意すべきことをご紹介します。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

猫に「卵」を与えてもいいの?

半熟卵を与えられる猫

猫は小動物を捕まえて食べる動物です。猫が捕まえた鳥のお腹の中に卵があれば、猫は卵も食べてしまいます。つまり、猫に卵を与えても大丈夫です。

卵には肉食動物である猫に重要なタンパク質、皮膚や目の健康に役立つビタミンA、骨を作るために必要なビタミンDが含まれています。卵にはリノール酸も含まれています。リノール酸は被毛や皮膚の健康に役立ちますが、猫の体内では合成できないので食べ物から摂取する必要がある成分です。

このように、猫に卵を与えることにメリットはありますが、実はその与え方には注意が必要です。

猫に「卵」を与える際のNG行為

ゆで卵を与えられる猫

では、猫に「卵」を与える際のNG行為とは、具体的にどのようなことなのかを解説します。栄養があるからといってむやみに与えてしまい、猫の負担にならないように確認しておきましょう。

1.生卵を与える

生卵の白身に含まれる「アビジン」という成分は、ビタミンB7の吸収を阻害してしまうのです。ビタミンB7が欠乏すると皮膚炎や脱毛、神経異常などがあらわれることがあります。

そのため、猫に生卵の白身を大量に与えたり、長期間与え続けたりするとビタミンB7が欠乏するおそれがありますが、少量与えてしまった場合は心配いりません。

そもそもアビジンは熱に弱い成分なので、猫に卵を与える場合は加熱したものを与えましょう。

2.最初から多く与える

アレルギーがあるなど、卵が愛猫の体に合わない可能性があるので、初めて与えるときは、ほんの少しだけ与えることをおすすめします。

その後、猫の体調に変化がないか数日間観察をし、卵との相性を確認しながら少量ずつ与えるようにしましょう。

3.量を与えすぎる

猫に与える卵の量は、1日に卵1/2個以下にしましょう。習慣的に毎日与えることはお勧めできません。

与えすぎるとカロリーオーバーになり、肥満になるおそれがあります。肥満になると関節に負担がかかったり、肥満がきっかけでさまざまな病気を引き起こしたりする可能性があります。

卵は栄養が豊富ですが、総合栄養食と書かれたキャットフードを与えている場合は猫に必要な栄養は摂れているので、無理に卵を与える必要はありません。

しかし猫が卵を好む場合は、ときどきごはんにトッピングする程度にして与えすぎないようにしましょう。また、病気の治療などで療法食を食べている猫には、卵を与えて問題ないかを獣医師に確認しましょう。

4.卵をカットしないで与える

猫は、目の前の食べ物を丸飲みする食べ方をします。そのため、ゆで卵をそのまま与えたり、大きな塊で与えたりすると喉に詰まらせてしまう危険があります。

ゆで卵を猫に与える場合は、喉に詰まらせないように細かく刻んだものを与えましょう。

5.卵を使った料理を与える

人間用に作られた卵料理を猫が食べると、食塩や砂糖、カロリーなどの取り過ぎとなります。猫に与える卵は味付けをせず、油で炒めるのではなく茹でたものにしましょう。

また、猫が食べてはいけない食材を含んだ卵料理の可能性もあるので与えてはいけません。

まとめ

卵の上に乗る子猫

猫に卵を与えることはできますが、与える際にNGな行為があります。

与えたい場合は、加熱したものを少量与えるなど、今回解説した注意点をあらかじめ確認してから正しい方法で与えましょう。

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