1.口を開けて舌を出す
2016年にスウェーデン・リンショーピング大学のミケイラ・ハンソン氏がおこなった実験で、猫は「まずい」と感じたときに、口を大きく開けて舌を出す仕草をする可能性が報告されました。
人間がとんでもなくまずいものを口にしたときに思わず「おえぇ!」となるのに似ているかもしれませんね。
一方「おいしい」と感じたときは、目を半分以上閉じる、舌を軽く出すなどの仕草が見られたとのこと。また鼻をなめるのも「おいしい」寄りのリアクションのようです。
2.ギューと目を閉じる
猫はおいしいと感じたときは半目になるようですが、逆にまずいと感じたときには「ギュー」と目を閉じます。
なにを考えて目を閉じているのかは謎ですが「まずいけど、これしかもらえないんだよなー」と思っているのであればかわいそうですよね。
もし愛猫が食事のたびに目をつぶっているのなら、おいしくないご飯を我慢して食べているのかもしれません。楽しい食事のためにもお気に入りのご飯を探してあげるのがよいでしょう。
3.エア砂かけをする
猫がフードのまわりで砂をかけるような動作をすることを「エア砂かけ」といいます。「このご飯は食べたくない!」「ご飯が気に入らない」というときに見せる行動のひとつです。
同じフードでもエア砂かけをせずに食べる場合もありますが、そのようなときは「今はこのご飯を食べたくない」という意思表示だという説もあります。そんなときは、しばらく放っておくと何事もなかったように食べはじめるときもあるので不思議です。
エア砂かけにはほかにも「体調不良で食べたくない」「あとで食べる」「ごちそうさま」という説も。前後の様子と合わせて判断する必要がありそうですね。
4.匂いはかぐのに食べない
匂いはかぐのに、食べずにプイッと姿を消してしまうことがあります。そんなときは「このご飯は食べたくない」という意思表示だと考えられます。
もしくは猫は匂いをかいで食べても大丈夫かを判断しますので「自分が食べるものではない」と判断している可能性も。
好き嫌いをしているだけなら、お腹が空けば食べてくれる場合もあるので、しばらく様子を見ても良いでしょう。
5.お皿の前でジーッと飼い主を見つめる
もし愛猫がお皿の前で不満そうな態度でジーッとあなたを見つめてきたら…。「もっとおいしいご飯があるでしょう?」「ほかのご飯が食べたいんですけど」という選り好みモードです。いわゆる「わがまま」です。
ここで負けてしまうと、食べずに訴えれば好きなご飯をもらえると学習してしまう可能性があります。
たった一度の優しさが、愛猫を超グルメ猫にしてしまうかもしれません。食べないからといって違うご飯を安易に出すのだけはやめましょう。
まとめ
個体差はあれど、どの猫もグルメな一面を持ち合わせているとも言われています。大好きな愛猫には毎日おいしいご飯を食べてほしいと思うのは当然のことでしょう。
ですが愛猫が食べてくれないからと次々とフードを変えるのも考えものです。単なるわがままなや気まぐれなのか、好みに合わないのか愛猫の様子を観察し見極める必要があります。
もし本当に好みに合わなくて食べたくないようなら、ほかのフードに切り替えることをおすすめします。