子猫を迎える前の準備も重要!!
(可愛い子猫が家にやってくる!)と思うと、それだけでテンションがあがりますよね。しかし、浮かれてばかりいると必要な準備ができず、飼い主さんも子猫も困ったことになってしまうかもしれません。実は、子猫を迎える前の準備も非常に重要です。
まずは、子猫をお世話するのに必要な猫グッズを必ず揃えておきましょう。ケージやトイレ、猫砂、キャットフードなど、準備すべき猫グッズは意外とたくさんあります。もし分からなければ、迎える元の保護施設やブリーダーさん、ペットショップなどで尋ねると、必要なグッズを教えてくれるでしょう。
子猫が住みやすい環境を整えるのも、飼い主さんの大切な役割のひとつです。落ち着いて過ごせる場所を与えることができているかどうかは、子猫の精神面に影響します。ここは落ち度のないよう、しっかりと取り組みましょう。
猫を初めてお迎えする場合は、近くて通いやすい動物病院も事前にピックアップしておきましょう。クチコミなどもチェックし、猫を大切に扱ってくれる病院かどうか、夜間に緊急対応してくれるかなどを確認しておくことも大切です。
お迎え当日は?
お迎え当日は、何か不測の事態が起きても対応できるよう、なるべく午前中に迎えに行くとよいでしょう。突然子猫の体調が悪くなったり、何か問題が起きたりしても、対応がしやすいためです。飼い主さんも緊張するなど舞い上がってしまいがちですが、なるべく落ち着いて迎えることが大切です。
家に子猫を連れてきたら、まずはケージに入れてあげるとよいでしょう。いきなり広い空間に置かれるよりは、ある程度狭い場所の方が安心します。
これまで使っていたベッドやタオルなどをもし持ってこれるようなら一緒に預かり、ケージ内に入れてあげてください。子猫自身や母猫、兄弟猫の匂いがついたモノがあると、それだけでほっとするでしょう。
保護元からの移動、そして知らない空間に連れてこられ、子猫はストレスを感じている場合があります。それと共に、疲れも感じているでしょう。迎えた当日は思わず、たくさん構いたくなってしまうかもしれませんが、なるべく静かに過ごさせてあげてください。
ただ、子猫によって異なりますので、もし構って欲しそうであれば、お望み通りにしてあげましょう。
筆者宅に3番目に来た猫は、お迎え当日から見知らぬ場所に来たのも全く意に介さず、「遊んで!遊んで!」のオンパレードでした。そういう物おじしない猫もいますので、子猫のペースに合わせてあげてください。
住む環境が変わった数日間は、夜鳴きをする場合があります。気になってしまいますがぐっと堪え、無視を決め込んでください。そうすれば、しばらくすると落ち着くはずです。
お迎えから1週間
迎えてから数日経ち、子猫が新しい環境に慣れてきたら、動物病院を受診しましょう。保護元である程度検査などを受けていても、何か問題が見つかる場合があります。子猫の場合は数回のワクチン接種も必要ですので、必ず受診しておきましょう。
大抵の猫は移動が苦手です。受診の際は必ず、キャリーケースに入れてあげてください。ストレス軽減と脱走防止になります。
キャリーの中に、おもちゃやいつも使っているタオルなどを入れてあげると、子猫が安心できるでしょう。検査をしてもらうと共に、もし何か気になることがあれば獣医師に相談すると、飼い主さんも安心です。
家では、子猫の行動範囲を広げてあげるとよいでしょう。それまでケージに入れていたのであれば入り口を開け、部屋の中を散策させてあげます。その際、子猫が自ら出てくるのを、待ってあげてください。
もしケージから出てこないようなら、ムリに出す必要はありません。子猫のペースで部屋に、慣れさせてあげましょう。もし余裕がありそうならおもちゃで遊ぶなどすると、信頼関係を築く助けとなります。
お迎えから1週間後以降
迎えてから1週間も経てば、だいぶ新しい環境に慣れてくる頃です。子猫がいる部屋以外の部屋を、散策させてもよいでしょう。
もし先住猫がいるなら、会わせるのも悪くはないですが、ここは慎重さが必要です。先住猫が子猫に興味を持っているようなら、対面させてもよいでしょう。お互いの状態をうかがいながら、会わせてあげてください。
子猫を迎えてから1週間以降は、飼い主さんもだいぶ慣れているのではないでしょうか。信頼関係も築けていることでしょう。一緒に遊んだり、スキンシップをとったりしながら、子猫と過ごす時間を楽しむのがベストです!!
お迎えから1年経ったら…
子猫を迎えて1年経った頃には、大抵の猫は成猫、大人の猫になっています。一部メインクーンなどの大型猫は、完全に成長するまで2~3年かかる場合がありますので、全ての猫が当てはまるわけではないのですが…。
家に来て1年も経てば猫も環境に慣れ、無防備な姿などを見せてくれるようになるでしょう。記念にお祝いをしてもよいですね!この日ばかりは愛猫が大好きなおやつを奮発するなどして、大盤振る舞いするのも楽しいのではないでしょうか。
まとめ
子猫を迎えるのは誰だって、緊張と楽しみが交錯するはずです。必要な準備をぬかりなく行っておけば、大抵のことは問題なく進むでしょう。後は子猫との時間を楽しめばよいだけです♪
貴重なご縁で結ばれた子猫との出会いを大切にできるよう、できる準備は必ず行っておきましょう。