猫は留守番上手って本当?何日までなら大丈夫?気をつけるべき4つのポイント

猫は留守番上手って本当?何日までなら大丈夫?気をつけるべき4つのポイント

猫と暮らしていると、どうしても愛猫に留守番をしてもらわなくてはならない時がありますよね。一般的に猫は留守番上手とされていますが、本当なのでしょうか?何日くらいなら留守番させても大丈夫なのか、留守番の際にはどのような点に気をつけるべきかなどを解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫は留守番が上手って本当?

眠っている猫

猫は単独行動をする動物なので、群れで行動する犬と比べて留守番が得意だと考えられています。

また犬は散歩をする必要がありますが、猫は1日のうちでのんびりと寝ている時間が長く、運動も室内ですれば十分という点でも留守番をしてもらいやすいです。

とはいえ猫にも個体差があるので、甘えん坊な猫や留守番に慣れていない猫には、飼い主さんと離れて過ごすことが負担になってしまうかもしれません。

いきなり何時間も留守番させるのではなく、短時間から練習して徐々に留守番に慣れてもらうことが大切です。

また子猫や高齢の描、持病がある猫は留守番中に体調を崩してしまう心配があるので、できるだけひとりで留守番させるのは控えましょう。

たとえ愛猫が留守番上手だとしても、長時間の留守番はリスクがあるのでおすすめできません。出張などやむを得ない場合には1泊2日程度なら留守番させることも可能ですが、それ以上長く家を空ける場合には、ペットホテルやペットシッターを頼ってくださいね。

猫の留守番で気をつけるべきポイント

自動給水器の水を飲む猫

1.食事と水はたっぷり用意する

愛猫に留守番してもらう時は、食事や飲み水が不足しないように多めに用意しておく必要があります。ウエットフードは傷みやすいので、ドライフードのほうが安全です。

猫がフードをあるだけ食べてしまうという場合には、自動給餌器を使うとよいでしょう。

猫が容器をひっくり返して水をこぼしてしまう可能性もあるので、飲み水は複数用意してあげてください。いつでも新鮮な水を飲めるように、自動給水器を設置するのもおすすめです。

2.誤飲・誤食防止のために部屋を片付けておく

飼い主さんがいない間に、猫が誤飲・誤食をしてしまうと危険です。しっかり部屋を片付けて、誤飲・誤食のリスクがあるものは猫の手が届かない場所で保管しましょう。

イタズラ好きの猫は、ゴミ箱や戸棚を漁ってしまうこともあるので要注意です。

留守番中はドアストッパーやバリケードを設置して、猫が自由に過ごせるスペースを限定し、危険なものは猫が立ち入れないスペースに片付けてしまうとよいでしょう。

3.清潔なトイレを複数用意する

猫はとても綺麗好きなので、トイレが汚れていると他の場所で粗相をしてしまう可能性があります。また汚れたトイレを使いたくないという理由で、トイレを我慢してしまうことも。

愛猫に留守番してもらう時は、必ずトイレを綺麗に掃除してから外出してくださいね。

留守番の時間が長くなると、途中でトイレが汚くなってしまいます。予備のトイレも用意しておくと、飼い主さんが帰ってくるまで清潔なトイレを使えるので、愛猫が快適に過ごせるでしょう。

4.脱走対策として戸締りは厳重にする

猫の脱走は、留守番中に起こりやすいトラブルのひとつです。うっかり窓を開けたまま外出してしまったり、鍵がかかっていない窓を猫が自力で開けてしまったりしないように、戸締りは厳重にしましょう。

猫の脱走ルートである窓や玄関に近づけないように、フェンスやバリケードを設置しておくと安心ですよ。

まとめ

窓の外を眺める猫

猫は犬よりも留守番上手だと考えられていますが、留守番にリスクやストレスがないというわけではありません。留守番をしてもらう時には、愛猫が安全で快適に過ごせる環境をしっかり整えておくことが大切です。

愛猫の体調や留守番中のトラブルが心配な場合、または留守番が長時間になってしまう場合には、誰かに愛猫のお世話を頼みましょう。

猫は環境の変化に弱いので、ペットホテルに預けるよりは、ペットシッターや猫の扱いに慣れている家族、友人などに家に来てもらうほうがよいかもしれません。

誰かに預けるほど長時間の留守番ではない場合も、愛猫がどのように過ごしているのかわからないのは心配ですよね。ペットカメラを導入すると、飼い主さんが外出先から愛猫の様子をチェックできるので安心ですよ。

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