猫との親密度が上がる「話しかけ方」とは
猫と仲良くなるには、声掛け、つまり「話しかけ方」が重要と言われています。とはいえ、なんでもかんでも好きなように話しかければ良いという問題ではなく、あくまでも猫ファーストで、猫から信頼される話しかけ方をする必要があります。
そこで今回は、猫との親密度が上がる「話しかけ方」で気を付けるべきポイントについて解説します。
1.高め・小さめの声で話しかける
猫にとって低い声は威嚇などネガティブな意味があり、高い声はうれしいときの鳴き声や子猫の声などポジティブな意味があります。
高めの声で話しかけられる方が、猫は心を開きやすいのです。無理に毎回高い声を出す必要はありませんが、おうちに迎えたばかりの猫には、比較的高めの声で話かけてあげた方がいいでしょう。
新入り猫の場合でも、一緒に生活をするうちに徐々に飼い主さんの普段の声に慣れていきます。
また、猫は聴覚が優れているため、大きな音や声に驚いたり、恐怖を感じたりする場合があります。人間にはなんでもないボリュームの音でも、猫には騒音に聞こえていることがあります。
そのため、猫との親密度を上げるには、極力小さめの声で話すことを意識しましょう。音量についても徐々に慣れていくはずですが、お迎えしたばかりの場合はしばらく小さめの声で話しかけてあげる方が良いでしょう。
2.穏やかな気持ちで笑顔で話しかける
猫は、話しかけてくれる人の雰囲気や表情もよく観察しています。
そのため、じっと見つめられると「相手は自分に敵意がある」と感じ取ってしまいます。仲が良くない猫同士であれば、目を見つめることで喧嘩になってしまうこともあるのです。逆に、敵意がないときは目を細めたり、視線を外します。
猫に話しかけるときは、人間相手のときと同様に、笑顔がおすすめです。笑顔になると目が細くなり、穏やかな雰囲気も猫に伝えられます。小さな子どもに話しかけるようなイメージです。
3.猫が返事をしたら返してあげる
猫に話しかけていると、猫がゆっくり瞬きをしたり「にゃー」と鳴いたりして返事をしてくれることがあります。敵意がないことや、飼い主さんへの愛情表現の意味があるのです。
このように、猫がゆっくり瞬きをしたり鳴いたりしたら、同じようにゆっくりまばたきをしたり「いい子だね」など声をかけたりして、猫にも愛情を伝えてあげましょう。
私の母が猫に話しかけるときは、小さな子どもに話しかけるように話し、童謡を歌ってあげることもあります。猫たちは母の顔を穏やかな表情で見つめ、ときどきまばたきをして返事をします。すると母は「おりこうだね」と声をかけるのですが、猫たちは再びゆっくりまばたきをするのです。
母は猫たちに触ることはほとんどないのですが、猫たちからの信頼はとても厚いです。
猫との親密度が上がる大切なタイミング
猫がリラックスしているときに話しかけてあげましょう。遊んでいるときや、食事中などは集中しているため話しかけても猫が聞いていない可能性があります。
ただし「ごはんだよ」「おやつだよ」など猫の名前を呼んで話しかけると、猫が自分の名前を覚えたり「ごはん」「おやつ」などの言葉を覚えたりしてコミュニケーションになります。
まとめ
猫に話しかけるときは、小さな子どもに話しかけるように、声の高さ、大きさ、雰囲気などを意識するのがポイントです。
猫がリラックスしているときに、今回ご紹介したポイントを踏まえて話しかけてみてください。今まで以上に猫との親密度があがるかもしれませんよ♪