️猫の「耳毛」の役割
猫の耳には、ホコリなどの異物を入らせないようにするための「耳毛」が生えています。
耳毛の見た目・量・長さは、猫によって様々です。耳を隠すくらいにフサフサしているタイプもあれば、耳の中がよく見えるほどうっすら生えている場合も。この差は、猫種により異なるのではなく、個体差によって異なっていると考えられます。
ちなみに、「耳毛が多い」または「少ない」という理由でなにか問題がある、という事は全くありません。
️猫の「耳毛」のケアが必要な場合とは
犬と違い、『猫の耳毛は、基本的なケアの必要が無い』と考えて大丈夫です。
しかし中には耳毛が多量に伸びてしまい、耳を保護しているのではなく、逆に耳毛が通気性を悪くしてしまうこともあります。
そうすると、外耳の衛生状態が悪化し、耳ダニが発生したり、真菌や細菌が増殖しやすくなります。このような場合は、ケアが必要です。
️猫の「耳毛」のお手入れ方法
猫の「耳毛」の役割を丁寧に理解し、必要な部分を残しながらカットしましょう。
耳毛の生えている部分は、大変デリケートな部分です。普通のハサミを使うと耳を傷つけてしまう危険性があります。そのため、人間用眉毛カットハサミなど繊細な道具を使いましょう。根っこからではなく毛先をカットし、耳を保護する役目を奪わないようにします。
そしてカットをしても、当然再び伸びてきますので、定期的に耳毛のカットが必要になります。自身でのカットが心配な場合は、かかりつけの獣医師に相談したり、プロのトリマーにお願いする方が良いでしょう。
同時に耳のケアも行いましょう
耳にはひだが多いので、汚れが溜まりやすくなります。
耳毛をケアすると、耳の内側がよく分かるようになります。耳の中は綺麗でしょうか?耳アカは常に出て、自然と身体の外側へ放出されるようになっています。しかし、その流れが遮られると、耳の中に溜まってアカだらけになります。
多めに耳アカが見られる場合は、柔らかい脱脂綿やタオルなどを水で湿らせてそっと拭いてあげましょう。決して強く擦ってはいけません。猫は耳の中を触られると嫌がります。そして激しく嫌がり耳を傷つけかねないので、綿棒を使う際は注意してください。
耳の周辺は猫自身で手入れをしにくい場所です。耳の下に毛玉もできやすので、同時にカットしてあげてくださいね。
️まとめ
猫の『耳毛』のケアが必要な場合とは?役割やお手入れの方法も解説についてお伝えいたしました。
耳は大切な器官ですから、無理なお手入れは禁物です。しかし、耳の機能を妨げるような耳毛が生えている場合は、必ず処理をしてあげましょう。猫
が耳を痒がったり気にするような場合は、すぐに病院へ行き指示を仰いでくださいね。