1.音・鳴き声がうるさい
猫はあまり鳴かないし、鳴いても大きな声ではない、というイメージがあるかもしれません。
しかし、実際はそんなことはありません。猫種や性格にもよりますが、よく鳴く猫もいます。
しかも、なにかしら要望がある場合は、大きな声で鳴き続けることもしばしば。明け方、お腹がすいてごはんを待っている猫に鳴き声で起こされる、という飼い主も多いですよね。また、発情期などは特に独特な大きな声を出すので、ご近所トラブルにもなりかねません。
さらに、猫は普段は音をたてずに歩いていますが、ハイテンションになって走り回ったり、猫同士で追いかけっこをしている時は、足音をたてます。高い所から飛び降りた時なども、階下に部屋がある場合はかなり響くでしょう。集合住宅では、猫のたてる音や鳴き声に注意が必要です。
2.トイレのにおいがきつい
猫のトイレは場所が決まっているし、自分で砂をかけるので、トイレのお世話はそれほど大変ではないように思えます。
しかし、猫のトイレのにおいは多くの飼い主を悩ませている問題です。来客時などは困ってしまいますね。
猫のトイレは、排泄をしたらその都度取り除いてあげるのが理想です。留守がちですぐにできない場合は、帰宅したらできるだけ早く掃除をしてあげましょう。定期的にトイレを丸洗いしたり、猫砂を取り替える必要もあります。
猫はトイレが汚れているのを嫌がるので、排泄を我慢したり、粗相の原因にもなります。トイレのお世話は猫を飼ううえで重要なポイントなのです。
3.脱走と侵入
猫は高い所に上ったり、狭い隙間に入り込むことが得意です。さらに手先が器用なので、油断していると脱走したり、入ってほしくない場所に侵入したりします。
網戸を開けることなどはお手のもの。まさかと思っていると、鍵のかかっていない窓ガラスも開けてしまいます。学習能力もあるので、飼い主の行動を見て覚え、部屋のドアを開けてしまうことだってあるのです。
猫をお迎えする前に、しっかりと脱走と侵入の対策をしておきましょう。
4.イタズラ
猫のトラブルで多いのが、イタズラです。
家具や絨毯、柱で爪をとぐなんてことは日常茶飯事ですし、ソファやカーテンもボロボロになります。ティッシュをひっぱり出してみたり、棚の上の物を落として遊ぶこともあります。ゴミ箱をひっくり返したり、テーブルの上に食べ物が出ていれば構わず食べてしまう、などということもあるのです。
とにかく猫のイタズラはきりがないものです。
しかし、人間にとっては困った行動でも、猫のイタズラは習性によるものなので仕方がない面があります。ある程度のしつけはできますが、イタズラをされてどうしても困る場所は、飼い主が対策をして、イタズラができない環境にしておく必要があります。
まとめ
猫への「知識不足」のまま猫をお迎えしてしまうと、その後で今回ご紹介したようなトラブルを招いてしまいます。それではお迎えした猫も可哀そうですよね。
お迎えした場所が猫にとって快適な環境でないと、そのストレスからトラブルが増える可能性もあります。
猫を飼うなら、猫のことをよく知り、しっかり準備を整えたうえでお迎えしましょう。