1.前足が入らないようにする
人間の小さい子どもが、扇風機でケガをすることがありますよね。それと同じで、猫も扇風機に前足を入れてケガをしてしまう可能性があります。
扇風機の羽根はクルクルと回転し、首振り機能で左右にも動くため、猫の興味の対象になってしまいます。なかには「扇風機が大好き」という猫もいるほどです。そのため、もしうっかり前足を入れてしまうと、大きな怪我につながってしまいます。
対策方法としては、扇風機カバーをつけるのが手軽です。カバーといっても種類はいろいろありますので、前側だけではなく背面までかぶるタイプを選びましょう。ひもで縛るタイプの場合、猫がひもで遊べないようにしましょう。
また、ガードに触れると羽が止まるタイプ(タッチスチップ)の扇風機を選んだり、羽根のないタイプの扇風機に置き換える方法もあります。
2.扇風機の転倒を避ける
猫は狩猟本能があるので、動いているものに興味を持ったり飛びつく習性があります。動く扇風機を獲物に見立てて飛びかかった猫は実際にいるそうです。
また猫は、部屋中を走り回ったり、家具や家電の上に乗っかったりすることもある動物です。そのような行動をしていて観葉植物やテーブル上のコップなどを倒してしまうこともありますが、それと同様に、扇風機も猫によって倒されてしまう恐れがあるのです。
稼働中の扇風機が転倒すると、ガードが外れることが懸念されます。また回転中の羽根が割れて、破片が飛び散ってしまうと大惨事になるかもしれません。
日頃から激しく動き回るタイプの猫がいる場合、ストーブガードなどで扇風機全体を覆ってしまうのも良いでしょう。クリップ式や壁掛けタイプを買って、猫が絶対に登らない位置に設置する手もありますよ。
3.留守番時にはコンセントを抜く
飼い主さんが一緒にいる空間で扇風機を利用するなら、危険がないか見張っていたり何か起こった場合もすぐに対応することができます。扇風機が最も危険なのは、飼い主さんが外出中です。猫を留守番させるときに扇風機を稼動しっぱなしにするのは危険かもしれません。
飼い主さんが一緒にいる空間で扇風機を利用するなら、危険がないか見張っていたり何か起こった場合もすぐに対応することができます。扇風機が最も危険なのは、飼い主さんが外出中です。猫を留守番させるときに扇風機を稼動しっぱなしにするのは危険かもしれません。
動きがある扇風機を好きな猫は多いので、飼い主さんが留守の時間は、コンセントを抜いておくと安心ですよ。
まとめ
夏場は暑さや熱中症対策として、扇風機を使う人は多くいるでしょう。
しかし、扇風機だけでは猫の熱中症予防には不十分なことが多いですし、毛に覆われている猫では、扇風機の風があたっても人ほど涼しいと感じないでしょう。
室内の空気を巡らせるという意味で扇風機をエアコンと併用する方が多いと思いますが、くれぐれも、猫のいるご家庭で扇風機を使う際には、ご紹介したような点に注意してください。飼い主さんが居る時に扇風機を使う場合でも、猫の動きから目を離さないことをおすすめします。