猫の歯が抜ける原因とは?
一般的に『猫は虫歯になることがほとんどない』と言われておりますが、だからといって口内や歯のトラブルと無縁というわけではありません。
その中のトラブルの一つとして起こりうるのが「歯が抜ける」という症状です。
愛猫の歯がある日突然抜けてしまった場合きっとびっくりする飼い主さんは多いと思いますが、そもそもなぜ猫の歯が抜ける事があるのでしょうか。今回は、その原因について詳しく見ていきましょう。
1.永久歯への生え変わりで抜ける
猫も人間と同じく、乳歯から永久歯に生え変わる生き物です。生後約3〜6ヶ月目あたりで乳歯が抜けはじめて、だんだんと永久歯へ変わっていきます。
そのため、子猫の時期に歯(乳歯)が抜けるのは病気などではなくごく普通の現象といえるでしょう。
自然に起こることなので動物病院で診てもらう必要はありませんが、歯が抜けた後に歯茎が腫れていたり、猫が口内を痛がっているようであれば診察を受けることをおすすめします。
2.高齢によって抜ける
子猫の時期にも歯が抜けますが、歳を重ねて高齢により歯が抜けることもあります。
猫の歯を支えている土台である歯茎が弱ってしまう場合があり歯が抜けてしまうことがたまにあります。
なにかしら歯周病など口の病気があると思いますが少しでも歯茎の腫れが見られたり、痛みを感じているようであれば診察を受けるようにしましょう。
3.歯周病や歯肉炎により抜ける
猫は虫歯になりにくい生き物と先述しましたが、その代わり、歯周病や歯肉炎にはかかりやすい傾向にあります。
歯周病や歯肉炎が進行していくと、歯茎の腫れや痛みが起き、さらに悪化すると最終的に歯が抜け落ちることがあるのです。
歯周病や歯肉炎の場合、歯が抜け落ちる前に症状が出ているはずなので少しでも異変があったら早めに動物病院に行き、悪化を防ぎましょう。
まとめ
猫の歯が抜ける原因は、人間の歯が抜ける原因とも重なる部分があり、意外に感じた人もいるのではないでしょうか。
体の成長などにより自然と抜け落ちることもありますが、少しでも愛猫が不調を訴えているようであれば早めの受診がおすすめといえるでしょう。