猫の苦手な色
1.黒
猫の苦手な色のひとつが黒色です。黒は猫にとって認識しやすい色であり、はっきりと見えるために威圧感や恐怖感を抱きやすいというのが、猫が黒いものを嫌がる理由のようです。また野生時代の猫にとって天敵だったカラスを連想させるというのも、猫が黒に苦手意識を持つ理由になっているのではないかといわれています。
特に光沢のある黒いものは猫に嫌われやすい傾向があるので、インテリアを選ぶ時には避けたほうがよいかもしれませんね。
2.グレー
猫の目で認識しにくい色のひとつとして、グレーがあげられます。グレーのおもちゃで一緒に遊ぼうとしても、猫にはよく見えていないので反応が悪いということが多いのだそうです。せっかく愛猫のために用意するおもちゃには、猫の目で認識しやすく好まれやすい色を選んであげることをおすすめします。
3.赤
赤も猫の目で認識しにくい色のひとつとされています。赤いおもちゃは可愛らしくて温かみもありますが、残念ながら猫には魅力的な色には見えていないということですね。グレーと同じく、赤いおもちゃに対して反応が薄い猫は多いとのこと。ただし同じ赤系統でも、不思議なことにピンクを好む猫は多いようです。
猫のための環境作りのポイント
猫と一緒に暮らすのなら、できるだけ愛猫が心地良く過ごせる環境を整えてあげたいですよね。完全室内飼いの猫にとってはお家の中が世界の全てなので、飼い主さんの好みだけでなく、猫の好みも考慮してインテリアの色を選ぶとよいでしょう。
愛猫にリラックスして過ごしてもらえるように、猫が威圧感や恐怖感を抱きやすい黒いインテリアは避けることをおすすめします。特に光沢のある黒は猫に嫌われやすいので、エナメル素材のソファーなどは要注意です。
もちろん既に黒いエナメル素材のソファーを使っていて、愛猫が平気でソファーで寛いでいるのなら、あえてソファーを買い替える必要はありません。愛猫が嫌がっている場合には、ぜひ買い替えも検討してみてくださいね。
猫の色の好みには個体差がありますが、基本的にはピンク・黄色・緑・蛍光色が好まれやすいといわれています。
新しいおもちゃや猫用ベッドをプレゼントしても、好みに合わなければ「これは気に入らない！」といわんばかりに全く使ってくれない猫も少なくありません。色だけで猫の好き嫌いが決まるわけではないものの、猫の好む色のものをプレゼントしたほうが喜んでくれる可能性は高くなるでしょう。
黄色や緑は猫の目ではっきりと認識できる色なので、黄色や緑のおもちゃを与えると猫が夢中になって遊んでくれるかもしれませんね♪
まとめ
猫の色の好みや、猫の目が色をどのように認識しているのかについては、まだわかっていない部分が多いです。今後さらに研究が進んで、猫への理解が深められることに期待しましょう。
いま飼い主さんが愛猫のためにできることは、現時点でわかっていることをもとに猫にとって心地良い環境作りを目指すことではないでしょか。インテリアや猫用アイテムには猫が苦手とする色は避けて、ぜひ猫に好まれやすい色を選んであげてください♪
愛猫ともっと仲良くなりたい飼い主さんは、猫に嫌がられやすい黒い服を着ないようにするだけでも、愛猫との距離が縮まるかもしれませんよ！