猫の『歯ぎしり』を放置は絶対NG!3つの理由と発見したらすぐにすべきこととは

猫の『歯ぎしり』を放置は絶対NG!3つの理由と発見したらすぐにすべきこととは

猫も人間と同じく歯が生えている生き物であり、場合によっては歯ぎしりをすることもあります。猫の歯ぎしりは体調不良のサインの可能性もあるため、注意が必要です。本記事では猫の歯ぎしりについて、詳しい理由と対処法について解説してまいります。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫が歯ぎしりする理由と対処法は?

森の中の猫

食べ物を食べているわけでもないのに、猫が突然ずっと口を動かして歯をガチガチと動かしている場合、歯ぎしりをしている可能性があります。

猫はそもそもなぜ歯ぎしりをするのでしょうか。意外と知られていないその理由と、歯ぎしりを発見したらすぐに飼い主さんがすべきことについて解説いたします。猫が急に歯ぎしりをし出していて困っている飼い主さんの参考になれば幸いです。

1.歯の生え変わり

猫の乳歯

猫も人間のように、子供の歯から大人の歯へと生え変わります。歯の生え変わりが起こる前後は、口の中がむず痒くなったり、違和感を感じやすくなるため、歯ぎしりをしてしまう子も多いようです。

歯の生え変わりは病気ではないため、それが原因の歯ぎしりの場合は心配する必要はありません。しかし、もしあまりにも歯ぎしりが酷い場合は、噛んで遊べるタイプのおもちゃ(ぬいぐるみや柔らかくて大きめのボールなど)を与えるのも良いでしょう。

2.口の中にトラブルを抱えている

口を開ける猫

口内炎や歯周病など、口の中に何らかのトラブルを抱えているせいで歯ぎしりをしている可能性もあります。

猫の口の中を見てみて、出血や異変、腫れなどがある場合はすみやかに動物病院で見てもらいましょう。

3.てんかんが原因な場合も…!

横たわっているベンガル猫

脳の異変、主にてんかんなどが原因で歯ぎしりをすることもあります。

てんかんの症状は色々ありますが、発作時に顔が麻痺してしまい、思うように顔の筋肉がコントロールできず、その結果歯ぎしりをするような形になることがあるのです。

歯ぎしり以外にも痙攣や体の硬直など、てんかんの症状が見られる場合はなるべく早めに動物病院に連れていき、獣医さんの指示を仰ぐようにしましょう。

まとめ

口を開けて寝転ぶ猫

猫の歯ぎしりを放置してしまうと病状が悪化する可能性もあるため、注意しなくてはいけません。

歯ぎしり以外に少しでも異変を感じたら、まずはかかりつけの動物病院に相談するのが賢明と言えるでしょう。

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