猫に絶対NG!危険なキャットタワーの特徴
1.安定感がなくグラグラする
キャットタワーは猫がぴょんっと飛び乗って遊ぶものなので、安定感が重要になります。飼い主さんが手で少しゆすっただけでグラグラするようでは、猫に安心して遊んでもらえないのでNGです。
キャットタワーには『据え置きタイプ』と『突っ張りタイプ』がありますが、天井に突っ張りをすることでタワーが倒れるのを防げる『突っ張りタイプ』は安全性が高いです。ただし突っ張りが緩むと倒れてしまうので、こまめに状態をチェックすることを忘れないでください。
一方『据え置きタイプ』の場合は、土台や柱が頑丈でないものを選んでしまうと倒れやすく危険です。猫が安全に使える『据え置きタイプ』のキャットタワーが欲しいのなら、土台に厚みがありしっかりしていて、柱の本数が多いものを選びましょう。
2.滑りやすい素材でできている
猫がキャットタワーで遊んでいる時に、滑って転落してしまうと危険です。万が一着地を失敗すると骨折するリスクもあるので、滑りやすい素材でできているキャットタワーは避けましょう。
木製のキャットタワーはデザイン性の高さで人気ですが、布製のものよりも滑りやすいという点で注意が必要です。木製のキャットタワーを購入するなら、滑り止めがついているものを選びましょう。
3.高さが猫の年齢に適していない
キャットタワーは、高さが愛猫の年齢に適しているものを選ぶことが大切です。ジャンプ力がない子猫や老猫は高さのあるタワーよりも、1~1.5m程度の低めのタワーのほうが登りやすいので安全に遊べます。子猫や老猫が高いタワーで遊ぶと、上手に登れずに転落するリスクが高くなってしまうので気をつけてください。
一方、活発で思い切り運動がしたい成猫や運動量が多い猫種は、高さのあるタワーのほうが楽しく遊べるでしょう。活動的な猫や肥満気味でダイエットが必要な猫は、低いタワーでは十分な運動ができないので向いていません。
キャットタワーの買い替えの時期は?
猫がキャットタワーを使っていると、少しずつボロボロになっていくものです。どこかが破損したり、汚れやニオイが気になってきたりした時は、キャットタワーを買い替える必要があります。
買い替えが必要になる時期は、設置しているキャットタワーの頑丈さや飼っている猫の頭数によって異なります。
とても頑丈なキャットタワーなら10年近く使用できる場合もありますが、通常は2~3年ほどで壊れたりボロボロになったりすることが多いです。頑丈さよりも安さを優先してキャットタワーを選ぶと、半年程度でボロボロになってしまうことも…。
さらに飼っている猫の頭数が多いほど、みんなで一緒に使うことでキャットタワーは壊れやすく、そして汚れやすくなってしまいます。
購入から何年経ったら買い替えるというよりも、破損している部分やグラつきはないか、汚れやニオイは気にならないかを飼い主さんがこまめにチェックして、買い替えのタイミングを見極めるとよいでしょう。
またキャットタワーがまだ使える状態でも、愛猫の成長に合わせてより適した高さのタワーに買い替えることをおすすめします。子猫のうちは低めのタワーを、成長して体が大きくなりジャンプ力も優れてきたらもっと高さのあるタワーを…というように、今の愛猫にぴったりのキャットタワーを設置してあげたいですね。
まとめ
猫の運動不足解消とストレス解消に、キャットタワーは大活躍します。可愛いデザインのものや、インテリアに馴染むオシャレなものも多く販売されていますが、猫が安全に使えるかどうかを何よりも重視して選びましょう。
また倒れたり滑ったりしにくく、愛猫に適した高さのキャットタワーを設置していても、遊んでいるうちに猫がうっかりタワーから落ちてしまうことはあるものです。万が一に備えてキャットタワーの下にはマットを敷くなど、怪我の防止に努めてくださいね。