絶対NG!猫の危険な遊び方
1.食後すぐに遊ぶ
ごはんを食べた直後は、食べた物を消化するために胃腸の動きが活発になっています。食後すぐに激しい運動をすると、消化できていない食べ物を吐き戻してしまうことがあるので注意が必要です。
愛猫が嘔吐しないように、食後は1~2時間休んでから遊ぶようにしましょう。ごはんの後は、しばらくゆっくり過ごしたほうが消化にも良いですよ。愛猫の運動不足解消のために遊ぶ時間を設けたいなら、食事の前に遊びに誘うのがおすすめです。
2.紐やビニールなどでひとり遊びさせる
猫は猫用のおもちゃではない様々なものを、おもちゃ代わりにして遊ぶことを好みます。特に紐やビニールで遊ぶのが好きな猫は多いですが、紐やビニールは誤飲のリスクがあるため気をつけなくてはなりません。
飼い主さんがそばで見守っている時には紐やビニールで遊ばせても大丈夫ですが、猫がひとり遊びをする時には使わせないようにしましょう。他にもヘアゴムやアクセサリー、毛糸などは猫が遊んでいる途中で誤飲するリスクが高いものなので、自由に遊ばせないようにしてください。
3.レーザーポインターを目や体に当てる
レーザーポインターを追いかける遊びは、猫に人気が高いです。しかしレーザーポインターを目に当てると目に有害な影響を及ぼす危険性があります。
体に当てることに関してですが、一般的に玩具として手に入るレーザーポインターの出力で火傷する可能性は低いとはいえ、獲物に見立てて追っている光が猫自身に照射されると、猫は不快感を覚えるでしょう。安全のために、レーザーポインターを猫の顔や体に向けないようにしましょう。
またレーザーポインターはそれぞれ光の強さが異なり、光が強いものは猫との遊びで使うのに適していません。安心して愛猫と遊べるように、猫用として販売されているレーザーポインターを使うことをおすすめします。
4.安全対策をせずに外で遊ばせる
外の世界に興味を持って、窓からじーっと景色を眺めている愛猫を見ると、外で遊ばせてあげたいという気持ちになる飼い主さんもいることでしょう。しかし散歩に連れて行ったり庭で遊ばせたりするのは、大きな危険が伴うことを忘れてはいけません。
猫が外に出るとダニやノミなどの寄生虫に感染する、蚊に刺されてフィラリアに感染する、脱走につながる、交通事故が起こるなどのリスクがあります。寄生虫や感染症の予防をはじめとする安全対策を飼い主さんが徹底できていないのなら、猫を外で遊ばせるのは絶対にやめましょう。
遊びが猫のストレスになる可能性もある!
本来、遊びは猫にとってストレス解消になるはずですが、飼い主さんが猫を満足させる遊び方のコツを知らないと、余計なストレスを与えてしまうかもしれません。愛猫をイライラさせることがないように、猫との遊び方のコツを押さえておきましょう。
まず遊ぶタイミングですが、猫が乗り気じゃない時に無理に一緒に遊ぼうとするのはNGです。飼い主さんから遊びに誘うのはOKですが、気持ちよく寝ている時に起こしたり、嫌がっているのに遊びを強制したりするのは猫のストレスになります。愛猫が「よーし、遊ぶぞ♪」とやる気になっていることが大切です。
また猫との遊びは、狩猟本能を満たすことを意識しましょう。おもちゃは猫にとって獲物です。猫の獲物である小動物のように動いては不意に止まり、また急に動き出し、猫が近づいてきたら逃げる…というようにおもちゃを不規則に動かすと、猫の狩猟本能が刺激されて楽しく遊んでくれるはずです。
そして最も重要なのは、最後には必ず猫に獲物を捕まえさせることです。いつまでおもちゃを追いかけても捕まえられずにいると、猫はイライラしてしまいます。愛猫に満足感を得てもらうために、タイミングを見計らっておもちゃを捕まえさせてあげてくださいね。
まとめ
遊びは良い運動になるだけでなく、猫の毎日を豊かにするために欠かないものです。飼い主さんは、愛猫を楽しませる遊びやおもちゃを提供してあげたいところですね。しかし遊びが思わぬ事故につながるケースもあるので、注意しなくてはなりません。
猫がどれほど楽しんでいる遊びでも、危険な遊びは必ず禁止にしてください。飼い主さんがそばにいる時と猫がひとり遊びをする時とで、遊び方やおもちゃを変えることも大切です。愛猫を楽しませることはもちろん重要ですが、楽しさよりも安全性を優先してくださいね。