猫の健康維持に繋がる『ツボ』4選♡ それぞれのマッサージ方法も解説!

猫の健康維持に繋がる『ツボ』4選♡ それぞれのマッサージ方法も解説!

猫にもツボがあり、ツボを押したりマッサージをすることは健康維持に役立つとが期待できます。猫の緊張を和らげたり、胃腸の働きを整えたり、血行を良くしたりするツボをご紹介します。猫のツボのマッサージは、猫とのコミュニケーションにもおすすめです。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.攅竹(さんちく)

猫の顔

猫の両目の上、一番骨が出っ張っている所にあるツボです。人間でいう眉頭の位置にあります。

「緊張を和らげる」効果があり、人では眼精疲労に効果的だと言われているツボです。

猫の顔を両手でやさしく包み、親指で小さく円を描くようにマッサージしましょう。

2.足三里(あしさんり)

横から見た茶トラ猫

猫の後ろ足、膝から少し下で外側にあるくぼみにあるツボです。このツボは、胃腸の働きを整えてくれる効果があるといわれているツボです。

足三里は、足の疲れに効くツボとして有名ですが、胃腸の動きを活発にしてくれる効果もあり、人では便秘や足のむくみなどにも効果があると言われています。

5秒程ゆっくり押してあげ、20回程繰り返すと良いでしょう。体の小さな猫には綿棒を使ってツボを押してあげます。

3.湧泉(ゆうせん)

猫の肉球

後ろ足の大きな肉球の足首側の付け根にあるツボです。

元気が湧くパワーアップのツボと言われています。このツボを刺激すると血行が良くなり、疲労や冷え、むくみなどに効果的です。水分代謝の向上、後ろ足の麻痺などにも有効なツボと言われています。

左右各5秒程を5~10セット、つま先に向かって押します。体の小さな猫には綿棒を使って押してあげます。

4.大腸兪(だいちょうゆ)

上から見た座る猫

一番しっぽ側の肋骨を触って背骨までたどり、そこからしっぽ側に向かって4番目の背骨の突起を探します。4番目の背骨の突起と5番目の背骨の突起の間のくぼみから左右に1cmずつのところにあるツボです。

便秘や下痢、腰のこりなどに効くツボです。優しく押して5秒程キープするのを5~10回ほど繰り返すと良いでしょう。

まとめ

人の膝の上で足をマッサージされる猫

猫のツボをマッサージすることで、猫の健康を維持したり改善することに繋がるかもしれません。猫がリラックスしているときに、全身を触ったり猫が好む所を弱い力でマッサージすることから始め、少しずつツボを押していきます。猫が嫌がったらやめましょう。

なお、アロマオイルは、猫に対する安全性が確かめられていないので使用しない方が安心です。

さらに、持病がある猫や病気の疑いがある猫にマッサージをする場合は、事前に獣医師に相談をしてください。

猫との信頼関係を深める気持ちで、猫のツボをマッサージしてあげましょう。

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