『猫アレルギー』の症状7つ!発症前にできる予防方法とは

『猫アレルギー』の症状7つ!発症前にできる予防方法とは

猫がいる場所にいたり、猫に触ったりするとかゆみなどの症状が出るのは猫アレルギーの可能性があります。猫アレルギーの症状や治療にはどのようなものがあるのでしょうか。予防策もご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫アレルギーの症状7つ

クシャミをしそうな少女と猫

猫アレルギーは花粉症や風邪の症状と似ており、次のような症状が見られます。

  • 目のかゆみ、充血
  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 鼻づまり
  • のどのかゆみ
  • 皮膚のかゆみ

猫アレルギーの症状や反応の度合いは、人によって違います。突然猫アレルギーを発症することもあれば、猫アレルギーの原因物質にさらされるたびに悪化することもあるのです。

重度になると喘息を起こしたり、命にかかわる状態になったりすることもあります。

猫アレルギーは治療で改善できる?

吸入をする女性と猫

猫アレルギーの治療法は確立しておらず、「対症療法」が基本です。

アレルギー検査、アレルギー症状を抑える治療を行います。症状が出る前に抗アレルギー薬を服用し、症状を軽くします。

猫アレルギーを予防する

ロボット掃除機に乗る猫

猫アレルギー対策をすることで、猫アレルギーの症状を軽減したり、発症を遅らせたりすることができます。

猫と生活スペースを分ける

猫アレルギーの原因は猫の唾液、皮脂腺などに含まれる非常に小さな物質です。

猫だけの部屋を作る、猫を寝室には入れないなどの対策をして、なるべく猫アレルギーの原因物質にさらされないように予防することが大切です。

室内を清潔にする

猫アレルギーの原因物質は、毛などに付着し部屋の空気中に浮遊したり、床やカーテンなどに付着したりしています。

空気清浄機を使って除去する、家具は猫アレルギーの原因物質が付着しにくい木製やプラスチック製にする、こまめに拭き掃除をするなど、室内を清潔にするようにしましょう。

猫のケアをする

猫アレルギーの原因物質は毛づくろいをすることで猫の毛やフケに付着し、抜け毛と一緒に部屋中に広がっていきます。猫を定期的にブラッシングすることで、部屋に散らばる抜け毛を減らしたり、フケを取り除いたりすることができます。

シャンプーで猫の体についたフケや抜け毛を落とすこともできますが、体が濡れることや拘束されることは猫にとってストレスとなる場合があります。

また、猫トイレをこまめに掃除することも大切です。

飼い主さん自身のケアをする

猫に触れたら手を洗う、服を着替えるなども予防になります。

部屋の掃除をする時や猫トイレを掃除する時、猫と触れ合う時等にマスクをすることで、猫アレルギーの原因物質と接触する機会を減らすことができます。

まとめ

くしゃみをしそうな女性と猫

猫アレルギーを発症すると、猫がいる空間にいたり猫と触れあったりすることで目や鼻などに花粉症のような症状があらわれます。

猫アレルギーの治療は対症療法となります。しかし、対策をすることで症状を軽くしたり、発症を遅らせたりすることができます。

猫アレルギーを疑う症状があればすみやかに病院で相談し、自分に合う方法を見つけて対処しましょう。

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