猫が『深夜に暴れる』理由3つ…やめさせる方法はあるの?

猫が『深夜に暴れる』理由3つ…やめさせる方法はあるの?

いつも決まって夜になると暴れ出す猫。なぜ深夜にドタバタと走り回るのでしょうか? 今回は、猫が「深夜に暴れる」理由と、その対処法について紹介いたします。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

「真夜中の運動会」には理由がある!!

夜に走る猫

夜になると、突然スイッチが入ったように暴れる猫がいます。いわゆる「真夜中の運動会」と呼ばれる行動です。

なぜ深夜や早朝に猫は暴れるのでしょうか。本記事では、その理由を3つ紹介いたします。

1.狩りの時間だから

猫はもともと、効率よく狩りをするために、夕方や早朝などの薄暗い時間帯に狩りをする動物です。人間と暮らす猫の場合は一般的に人間の生活パターンに合わせた生活をしてくれますが、もともと持っている習性から夜になると活発に動きまわりたがる猫もいます。

2.遊び足りない

日中の猫は眠っていることが多く、若い猫以外は遊びに夢中になるという様子はあまり見られません。これはもともと、夕方の狩りに備えて体力を温存する行動です。

しかし、家猫の場合は狩りをする必要がなく、体力が有り余ったまま夜を迎えてしまいます。そのエネルギーを一気に発散する時間が、やはり夜間になるというわけです。

3.お腹が空いている

人間が就寝する頃にお腹が空いていると、狩りの真似事として、またはご飯を催促するための運動会が始まってしまうことがあります。

多頭飼育の場合は数匹で盛大に暴れてくれるので、住宅環境によってはヒヤヒヤするのではないでしょうか?

運動会をやめさせたい!!効果的な対処法

遊ぶ猫

毎日のように夜に暴れる理由が、本能的な行動ならばどうにもならないと落胆している飼い主さん。まだ諦めるのは早いですよ!

実は、防ぐ手立てもあるのです。いくつか例を挙げてみます。

夜食を食べさせる

空腹が原因の場合は、就寝前に少量の食事が取れるようにしてあげると運動会を食い止めることができるかもしれません。

ここで食べさせるのはおやつではなく、通常の総合栄養食にしてください。朝方のほうが暴れやすいという場合は、少量のドライフードを置いて寝ると良いでしょう。置き餌ができない場合は、一日の最後の食事をできるだけ遅い時間にしてみましょう。

就寝前に遊ぶ

あり余っている体力や日中の退屈のせいで暴れているようなら、遊ぶ時間を設けて猫を運動させ、心身ともに満足させてあげましょう。もしたくさんは遊べなくても、飼い主さんが眠ってしまう前に、数分だけ遊んであげると満足する猫もいます。家猫にとって遊びは狩りの真似事なので、仮に運動量が十分ではなくても狩猟本能が満たされることがあるのです。

遊びの終わりに少しだけドライフードを食べさせるとさらに満足してくれるかもしれません。狩りをして仕留めた獲物を食べる、という疑似体験ができるからです。

やる気スイッチがONの時に遊ばせる

就寝前に限らず、愛猫のやる気が出ているタイミングで遊ばせると、たくさん運動ができるかもしれません。

時間帯を問わず、思いっきり体を動かすことでエネルギーを消費することができます。

敢えて止めさせない

住宅環境や飼い主さんの生活に支障がなければ、深夜の運動会を敢えて止めさせない、という選択肢も。真夜中の運動会は猫の本能からの行動なので、猫の立場では必ずしも禁止すべき行動ではないからです。

ただし、怪我につながりそうなものは片付けるようにしてください。

また、高齢猫が以前とは違って夜中に動き回るようになった場合、認知症や甲状腺機能亢進症などの病気の症状であることも考えられます。他にも行動や体調の変化がある場合には、「運動会をしている」と思って放置するのではなく、動物病院を受診しましょう。

まとめ

走る猫

初めて猫を迎えた飼い主さんは、突然の真夜中の運動会に困惑するでしょう。今回の記事で「猫の深夜のあの行動は何!?」という謎が解けたでしょうか。また、猫初心者ではないものの、止めてもらう方法が分からずにいた飼い主さんには、対処法が役立てば嬉しいです。

実は猫なりの理由があったこの行動。特に支障がなければ無理にやめさせなくても大丈夫です。

住宅環境の事情から止めさせたい場合でも、今回ご紹介した対処法を上手く活用しながら止めさせれば、猫の心が満たされるでしょう。

飼い主さんを取り巻く環境と、愛猫が暴れる理由やそれぞれの性格に合わせて、上手に調整していってくださいね。

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