シニア猫がかかりやすい病気4選!7歳から気を付けるべき習慣とは

シニア猫がかかりやすい病気4選!7歳から気を付けるべき習慣とは

猫は7歳を迎えた年齢から高齢期に突入します。お年寄りになった猫ちゃんは若い頃に比べ病気を患うリスクが大幅に高まります。今回は高齢猫になったら気にしてあげたい病気を紹介します。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1. 慢性腎臓病

;獣医師と猫

猫の宿命ともいわれているのが慢性腎臓病です。腎臓は体内で発生した毒素や老廃物を体外に排出する役割を担っています。慢性腎臓病を患ってしまうと、この腎臓の働きが低下し、猫に食欲不振や体重減少などの症状が現れます。

慢性腎臓病の厄介なところは、分かりやすい初期症状がなく罹患している猫自身も元気に過ごしていることが多い点です。多くの場合発見した時点で病状ステージが進行しており、慢性腎臓病によって一度喪失した腎臓機能は回復することがありません。

猫が慢性腎臓病を患う原因はいくつかありますが、加齢による発症も多いです。早期発見のためにも定期的な健康診断が重要です。

2. 歯周病

;歯を検査中の猫

人間同様、猫にも歯周病が存在します。歯周病とは口腔内に細菌が繫殖することで歯肉に炎症が起きる状態を指します。

歯周病を患っている猫は口腔内が臭くなり、病状が進行すると痛みによる食欲不振、歯が抜けるなどの症状に繋がります。また、歯周病は口腔内だけの問題ではなく、全身の各種臓器に影響を及ぼすことがわかっています。

歯周病は若い猫でも起こりうる病気ですが、老猫は歯石が付着しやすいため発症しやすいです。歯周病を防ぐためにも毎日の歯磨きが大切となります。

3. 心臓病

;補聴器を当てられている猫

高齢猫には心臓病も懸念されます。猫の心臓病とは、遺伝性疾患や老化など何かしらの要因で心臓機能に支障をきたし呼吸困難や食欲低下、胸水など致命的な病状を引き起こします。最悪の場合、血管での血栓塞栓や肺水腫により急死する恐れもあります。

猫の後天性心臓病には肥大型・拡張型・拘束型の3タイプがありますが老猫の場合、特に肥大型と拘束型の発症に注意しなければなりません。猫の心臓病は初期症状がほとんどないため、定期的な健康診断が重要です。

4.悪性腫瘍(がん)

;補聴器を当てられている猫

悪性腫瘍(がん)は人間だけでなく、猫にとっても死因の上位に数えられる病気です。発生個所によって症状は様々。その上、進行することで体の各所に転移する恐れもあります。悪性腫瘍(がん)の発生要因は様々ですが、老化によって発症するケースも少なくありません。

悪性腫瘍(がん)は早期発見が何よりも大切です。こまめな健康診断と飼い主さんによる健康管理が猫を悪性腫瘍(がん)から守る有効な対策となります。

まとめ

;抱っこされている猫と獣医師

猫は人間の何倍もの速さで歳をとっていきます。猫の7歳を人間年齢に換算すると44歳に該当します。そこから4歳間隔で増加していくため早めの健康管理が重要です。猫が7歳を迎えたら、半年〜1年毎など定期的な動物病院での健康診断に連れていき、日常生活でも変わったところがないかチェックするようにしましょう。

日常生活においては、元気、食欲、体重、排泄物の質と量、嘔吐の有無などに留意し、明らかな変化があれば動物病院に連れて行きましょう。

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