猫の長生きの秘訣は健康的な食生活!
猫の寿命は平均して15年ほどで、飼い主さんの人生において愛猫と一緒にいられる時間は限られています。せっかく出会えた大切な愛猫には、1日でも長く生きてもらいたいところですよね。猫が長生きできる可能性を高めるためには、飼い主さんが適切な飼い方をして、健康的な生活をしてもらうことがポイントになります。
健康的な生活といえば、やはり毎日のご飯が重要ですよね。栄養バランスが優れたご飯を毎日適量与えることで、猫の健康をサポートできるでしょう。逆に猫の体に適していないご飯を与え続けていると、予想外に早死してしまうことにもなりかねません。
今回は絶対に避けるべき、猫が早死するご飯とはどのようなものかを解説します。愛猫の食生活を見直すために、ぜひチェックしてくださいね。
絶対NG!猫が早死するご飯
1.人間のご飯を与える
飼い主さんが食べているご飯を愛猫に与えるのはNGです。昔は人間の残飯を猫に与えることもありましたが、人間用に味つけされたご飯は、猫にとって塩分や糖分が多すぎるので体に悪いです。
また肉食動物である猫と人間では体に合った栄養バランスも異なるので、飼い主さんと同じご飯を主食にすると必要な栄養素が摂れず、猫の健康を維持できないでしょう。
猫に適した健康的なご飯を与えなければ病気になるリスクが高まるうえに、料理に猫が中毒症状を引き起こす食材が含まれていると急死してしまう危険性すらあるので十分に注意してください。
猫も家族の一員だと捉えている方は多いかと思いますが、人間と猫の食生活はきっちり分けて、猫には必ず猫用のご飯を用意しましょう。
2.ご飯の量が多い
食いしん坊な愛猫のために毎日ご飯を大盛りにしたり、おねだりされるままにお代わりを与えたりしていると、食べ過ぎで肥満になってしまいます。猫の肥満は糖尿病や心臓病のリスクを高め、寿命が短くなることにつながるので注意してください。
キャットフードのパッケージには猫の年齢や体重ごとの給与量の目安が記載されているので、参考にして適切な量のご飯を与えるようにしましょう。ぽっちゃり気味の愛猫の現在の体重に合わせた給与量を与えると、いつまでも減量はできません。愛猫の理想体重に合わせた給与量を与えるのがポイントですよ。
決められた給与量通りでは愛猫が物足りなさそうにして、なかなか量を減らすのが難しいという場合は、ダイエット用の低カロリーなご飯を試してみてはいかがでしょう。
3.酸化したご飯を与える
古くなったり保存方法が悪かったりして、酸化してしまったキャットフードを猫に与えるのはよくありません。酸化したフードは味や香りが悪くなるだけでなく、栄養価が低下するので猫の健康を維持できない食事になってしまうのです。また食べると猫が体調を崩す危険性もあります。
傷みやすいウエットフードは状態を気にかけている飼い主さんが多いかと思いますが、ドライフードは長持ちしやすく酸化しても見た目ではわからないので、状態が悪くなっていることに気づかず愛猫に与えてしまわないよう注意が必要です。
キャットフードは賞味期限に関わらず、開封後はドライフードの場合で1ヵ月以内、ウエットフードの場合は2日以内を目安に食べ切るようにしてください。キャットフードは空気に触れることで酸化が進むので、できるだけ空気に触れないように小分けにしてジッパーやタッパーで密閉したり、袋に乾燥剤を入れておいたりと保存方法にも配慮しましょう。冷蔵庫保管は出し入れの際に結露が発生し、かえって痛む原因になることもあります。ドライフードの冷蔵庫保管はやめましょう。
まとめ
猫の寿命を少しでも伸ばすために、飼い主さんは栄養バランスの整っているご飯を適量与えることが大切です。キャットフードは「総合栄養食」を選ぶと、適量を守るだけで猫が1日に必要な栄養素を摂取できるので健康を維持しやすいでしょう。
主食の他におやつなどを与えた場合は、キャットフードの量を減らしてカロリー調整をすることで食べ過ぎを予防してくださいね。
ただし肥満を気にするあまり愛猫から食べる楽しみを奪ってしまうと、ストレスが原因で寿命を縮めてしまうかもしれません。低カロリーのフードやおやつを選んだり運動も取り入れたりして、愛猫に負担のないやり方で体重管理ができるとよいですね。
キャットフードが酸化して品質が悪くなるのが不安な場合は、最初から早めに食べ切れる量のものを購入するのがおすすめです。大袋のほうがコスパがよい商品も多いですが、あえて少量サイズを選ぶことが安心安全につながります。ぜひ愛猫の健康を第一に考えてご飯を用意してあげてくださいね。