猫のこんな嘔吐は超キケン!4つのポイントと理由も解説

猫のこんな嘔吐は超キケン!4つのポイントと理由も解説

猫を飼っていると「げぇーげぇー」という声を出して猫が吐きそうになっている場面に遭遇します。猫はよく吐く生き物ですが、中には注意しなければならないケースもあります。今回は危険な猫の嘔吐を紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.嘔吐に血が混ざっている

寝ている猫

猫の嘔吐に血が混じっている場合は、早めに動物病院を受診しましょう。体内のどこかで出血している可能性が考えられます。猫が血を吐いたとき考えられる部位は口腔内や胃腸などの消化器、肺などの呼吸器が挙げられます。

損傷部位によって吐く血の色などは異なりますが、専門家ではない飼い主さんが判断するのは困難です。放置するのは非常に危険であるため早めに動物病院を受診されることをオススメします。

2.異物が混じっている

横になる猫

猫が吐いた物の中に異物が混じっていた場合も危険です。ここでいう異物とはマスクの紐やビニール片など本来、猫が食べるはずがない物を指します。食べるはずがない異物を猫が吐いたということは、知らない内に誤飲誤食している可能性があります。

猫の誤飲誤食は場合によっては腸閉塞を引き起こします。猫が異物を誤飲誤食していることが判明したときは、動物病院で検査してもらい獣医師の判断を仰ぎましょう。

3.嘔吐の回数が多い

吐きそうな猫

猫はよく吐く生き物ですが、1日に何度も吐くようであれば注意が必要です。猫の嘔吐の回数が増える場合、胃腸炎や毛球症、腎不全を患っている可能性が考えられます。普段よりも吐く回数が増えたと感じた場合は、いつもよりどのくらい増えているのか、吐いた物の状態、食前か食後か、吐いた後の猫の様子などを記録しておくと獣医師の診察がスムーズになります。

4.嘔吐ではなく咳

くしゃみしている猫

猫が吐きそうな動作をしているけど吐かない。そんな場合は嘔吐ではなく咳をしている可能性もあります。猫が咳をする理由は様々。猫風邪によるものや気管支炎、心臓病に由来する場合もあります。

猫が咳をする動作と吐く仕草は似通っています。どちらにせよ猫が咳をすることは病気のサインであるため、不審に感じたときは早めに動物病院に連れていってあげましょう。

まとめ

気持ち悪そうな猫

猫はよく吐く動物ですが、状況によっては危険な嘔吐をしている場合もあります。そうした猫の異常にいち早く気が付けるのは飼い主さんだけです。日頃から猫の嘔吐を観察し異変に気が付いたら早めに動物病院へ連れていってあげましょう。

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