1.水を飲ませる
![水道の蛇口から水を飲む猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/ed2d12037095e55047beebfa1cdd5315.jpg)
猫の祖先が乾燥地帯に生息していたこともあり、猫は積極的に水を飲もうとしません。しかし、水分摂取量が少ないと、腎臓など泌尿器系の病気のリスクを高めてしまいます。病気を予防するためにも、たくさん水を飲んでもらう工夫が必要です。
水飲み場は1ヵ所だけでなく、複数カ所に用意しておきましょう。中の水はこまめに取り替え、いつでも新鮮な水が飲めるようにしてあげて下さいね。容器が気に入らないと飲もうとしないこともあるので、水入れは猫の好みに合ったものを用意しましょう。また、水の温度にも好みがある猫もいます。水飲み場に行くけど飲まなかったり、すぐ飲むのを辞めたりする場合は、冷たい水や湯冷しの水など温度を変えた水を試してみるのも良いかもしれません。
それでも、あまり水を飲もうとしない猫には、食事で水分を取らせます。ドライフードをぬるま湯でふやかして与えたり、ウェットフードでも水分を摂取することができます。あまり水に興味を持たないという猫には、流れる水などが出る自動給水器もおすすめですよ。
2.歯磨きをする
![歯ブラシをくわえる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/1/2b4b2dd7e94ea467c27a7db72cdcfe89.jpg)
猫が虫歯になることはほとんどありません。しかし、キャットフードを食べていると口の中に汚れが付着しやすく、歯周病の原因になります。歯周病は、他の様々な疾患のリスクも高めるため、しっかり予防しておきたいところです。
歯磨きは毎日行うのが理想ですが、難しい場合は2~3日に1度はできるようにしましょう。子猫の頃から歯磨きに慣らせておくと、成猫になってからもスムーズにできます。
しかし、歯磨きが苦手な猫は多いもの。どうしても嫌がる場合は無理をせず、シートタイプの歯磨きで歯を拭くだけでも効果はあります。それもさせてくれない、という猫にはデンタルケア効果のあるおもちゃやおやつを与えてみてはいかがでしょうか。
3.ブラッシングをする
![猫にブラッシングをする女性の手](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/7dbf5870c00ffacd32a9ffdf9d65088b.jpg)
猫は自分でこまめにグルーミングをしていますが、その際に舐め取った毛を飲み込んでしまいます。通常は便と一緒に排泄されたり、毛玉を吐き出します。
しかし、飲み込んだ毛の量が多いと体内で詰まってしまうことがあるのです。それが毛球症です。毛球症は腸閉塞を引き起こすこともあり、そうなると命に関わります。
毛球症を予防するためにも、ブラッシングで余分な抜け毛を取り除いてあげましょう。特に長毛種は、毎日ブラッシングをしてあげるのが望ましいです。
しつこくブラッシングをするとストレスがたまることもあるので、毎日少しずつ、を心がけてくださいね。
4.運動させる
![棚の上からジャンプする猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/f113efe3b304ef989be66f503f239692.jpg)
病気を予防するには、体を動かすことも重要です。室内で飼われていると運動不足になりがち。猫が上下運動ができるよう、キャットタワーを設置したり、家具の配置を工夫したりしてみましょう。
体を動かすことは肥満を予防するだけでなく、ストレス解消にもなります。猫はストレスに弱く、体調不良につながりやすいため、ストレスをためないことは大事なのです。
もちろん、猫を勝手に遊ばせておくだけでなく、毎日少しずつでもいいので一緒に遊んであげて下さいね。
まとめ
![ブラッシングされて気持ち良さそうな子猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/e2d9d5aedc80ad608b5980b780c32c83.jpg)
これらのことを飼い主が普段から心掛けていると、猫の病気を予防することにつながります。いつまでも元気で一緒に過ごせるよう、習慣にしてしまいましょう。
もし、何か異変を感じた時は早めに動物病院を受診して下さいね。体調不良を早く見つけてあげることも、病気が重くなるのを予防することになるのです。