猫に『ミネラルウォーター』は危険?他の水との違い2つと与える場合の注意点

猫に『ミネラルウォーター』は危険?他の水との違い2つと与える場合の注意点

猫に、ミネラルウォーターは本当に与えてはいけないのでしょうか?危険と言われる理由は?もしもの時はどうする?NGなケースや他の水との違い、与える際の注意点について詳しく解説いたします。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫にミネラルウォーターはNG!?

ミネラルウォーター

「猫にとってミネラルウォーターは危険」という話は本当なのでしょうか?

硬水は猫の健康を害する恐れがあるので、事実です。一方、軟水に関しては注意が必要です。

その理由については、次の項目で詳しく解説いたします。

他の水との違いは?

水を飲む猫

ミネラルウォーターとその他の水(主に水道水)は、どこに違いがあるのでしょうか?2つの違いと、やむを得ない状況の際に注意すべきポイントを紹介いたします。

1.成分量の違い

ミネラルウォーターは「ミネラル成分を人工的に調整した水、または何種類かのナチュラルミネラルウォーターを混合したもの」です。

ミネラルウォーターの場合はカルシウムやマグネシウムの調合が可能で、その分量によって「硬水」と「軟水」に分かれます。1リットルあたり120mg以上含まれている水は「硬水」、それ以下の水は「軟水」です。

猫にとっては、カルシウムやマグネシウム、ミネラルが豊富な水は尿路結石の原因につながります。だから硬水はNGなのです。

震災などの備蓄をする際は、「天然水」もしくは「軟水」を選んでください。

2.味の違い

水道水は、消毒の過程で塩素が使われます。もちろん人体にも猫の体にも問題のない濃度です。

とはいえ敏感な人には「臭み」として認識できる場合があります。猫も同じです。

ミネラルウォーターの場合は成分を調合しているので、水道水よりも美味しく感じます。塩素も含まれていないため、余計な臭みもありません。

猫に臭みのない水を飲ませたい場合は、湯冷ましにすると良いでしょう。ミネラルウォーターのようなリスクがないうえに、まろやかで美味しい水になります。

ウォーターサーバーの水はOK?

ウォーターサーバー

水もお湯も出て便利なウォーターサーバーですが、やはり猫にとっては危険なのでしょうか? 

ウォーターサーバーに使用されている水は、主に「天然水」や「RO水」なので大丈夫です。

「天然水」は「特定水源から採水された地下水で、ろ過・沈殿および加熱殺菌以外の処理をおこなわない水」です。日本で採取される天然水はほぼ軟水なので、健康な猫であれば問題ありません。

「RO水」は、ミネラルや不純物を取り除いた水です。後からミネラルが加えられていないタイプのものであれば、猫も飲むことができます。

まとめ

水を飲む猫と眺める猫

猫は元々砂漠で生活していたため、尿路結石になりやすい動物です。その原因ともいえる成分が豊富に含まれている硬水は、相性の悪い水になります。

軟水は硬水ほど危険ではありませんが、水道水が確保できる環境では水道水が無難な水です。普段の生活では水道水を飲ませましょう。備蓄は天然水もしくは軟水でお願いします。

敏感な体質の猫には「湯冷まし」がおすすめです。手間はかかりますが、臭みのない安全な水を飲ませることができます。

ウォーターサーバーの水は主に天然水が使用されているので、猫に飲ませることが可能なものが多いことがわかりました。ただし、事前に成分の確認をしてから飲ませるようにしてください。

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