なぜ猫は寝場所をコロコロ変えるの?
猫が寝る場所を変えるのには、もちろんきちんとした理由があることがほとんどです。
なかには「さっきまで爆睡していたのにいきなり起きあがって場所を変える」という行動を日常的に行っている猫もおり、原因が気になっている飼い主さんもいることでしょう。
そこで今回は猫が寝る場所を短時間で頻繁に変える時の理由について解説をしてまいります。
1.周りがうるさいから
これは人間にも通ずることですが、寝ようとしている時にすぐ近くで大騒ぎする声や物音が聞こえたり、外からうるさい音が聞こえてきたら誰だってうんざりしますよね。大きな音や声のせいで睡眠を妨げられた場合、少しでも静かな環境で眠るために場所を移動して寝る人も多いと思います。
猫もそれと同じで、周りがうるさくて眠れない時は場所を移動することがあるのです。また、猫の耳は人間よりも敏感なため、大きな音や大声をストレスに感じる傾向にあります。
猫が近くにいる時に騒いでしまうと猫にとっては大きな負担になってしまう可能性もあるため、できるだけ静かに過ごすことを心がけましょう。
2.「暑い」もしくは「寒い」から
猫だって(常に快適な温度が保たれている場所でくつろぎたい)と思うものです。そのため、室内が暑すぎたり寒すぎたりする場合、たとえ寝ている最中であっても、快適な温度の部屋へ避難するために起きて移動することがあります。
猫が暑がっていたり寒がっているような時は、室内の空調や温度を見直してあげるようにしましょう。
また、ペットショップやペット用品の取り扱いがあるホームセンターなどでは、ペット用の暖房グッズや冷却グッズも売られているので、そのようなアイテムを使うのもおすすめです。
3.嫌いな相手が近くに来たから
神経質な猫の場合、寝ている時であっても、かすかな物音や匂いなどで近くに何者かがいることを察知することがあります。また、感覚の鋭い猫だとどんな相手が近くにいるのかといった情報まで察知する猫もいるのです。
そして、もし嫌いな相手が近くに来た場合、それを瞬時に察知してその場を離れようとする猫もいます。相性の合わない同居猫や他の生き物が近づいてきたり、まだ信頼関係が築けていない飼い主さんが近づいてきた場合、警戒のために場所を移動する傾向にあります。
このような時は猫が安心して眠れるように、なるべくひとりでそっとできるような部屋で休ませてあげたり、相性の合わない相手を近くに行かせないように注意しましょう。
まとめ
猫が短時間ですぐ起きてコロコロと寝場所を変えるような場合は、何かしらの不満やストレスを抱えている可能性が高いといえるでしょう。
そのような時はその原因を取り除いてあげて、猫が安眠できるように配慮してあげるのがベストです。