1.大きな音や大声を出す
猫は聴覚が優れているので、大きな音や声が苦手です。繊細な猫なら特に、大きな音や声に恐怖を覚えてしまうでしょう。
猫のイタズラを見つけて咄嗟に大きな声を出してしまうこともあるかと思いますが、そのような行為は猫に怖い思いをさせてしまうだけです。それだけでなく、くしゃみや突然の笑い声にもビクッとしてしまうことがあります。
猫のそばでは、大きな音を立てたり、大声を出したりしないよう気をつけてあげて下さいね。
2.過度なスキンシップ
猫とのスキンシップはお互いの絆を深めるためにとても大切です。でも、やり過ぎは、猫にストレスを与えてしまうことも。
特に繊細な猫は、突然抱き上げられたり、追いかけられると、驚いたり、恐怖を感じてしまいます。それが続くと、飼い主との信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれません。
猫とのスキンシップは、猫が自分から寄ってきた時が良いタイミング。猫にはひとりでいたい時がありますが、甘えたくなると寄ってくるからです。ただ、それでも長時間撫でていいると嫌がられてしまうことがあるので、猫の様子を見ながらにして下さいね。
3.トイレの掃除をしない
汚れているトイレというのは、猫には大きなストレスなのです。繊細な猫ならなおさら。トイレが汚れていると、トイレを我慢してしまったり、粗相をしてしまうこともあります。できれば、猫が排泄をするたびに排泄物を取り除いてあげるのが理想です。
ただ、仕事などで留守がちな場合もあると思います。その場合は、帰宅したらすぐに排泄物の処理をしてあげて下さいね。また、トイレ本体も月に1回程度は丸洗いしましょう。
4.香りをつける
猫は嗅覚も優れているので、においにも敏感です。飼い主が香水などの香りをつけていると、嫌がることがあります。繊細な猫なら、衣類についた柔軟剤などの香りもきついと感じていることでしょう。コーヒーや香辛料、タバコのにおいなども苦手なので気をつけて下さいね。
また、アロマは特に注意が必要です。アロマテラピーに使用されるエッセンシャルオイルは植物から抽出されますが、猫は体内で成分を分解できないため、中毒症状を起こす恐れがあります。
中には猫にも安全とされているエッセンシャルオイルもあるようですが、基本的には猫がいる部屋ではアロマは焚かない方が安心です。
まとめ
繊細な猫は、ちょっとしたことでも驚いてしまったり、飼い主の何気ない行動にストレスを抱えてしまったりします。ストレスを抱えたままでいると、体調を崩してしまうことも。
人間がよかれと思っていることも、繊細な猫には苦痛を与えてしまっているかもしれません。猫はどんな行為を嫌がるのか、それを知ることが必要なのです。
猫に安心して暮らしてもらうためには、飼い主が猫の気持ちに寄り添ってあげることが大切です。