猫が「ヤキモチを焼く」状況及びその行動とは
猫は以下の状況の時にヤキモチを焼いてしまうことがあります。
- 新入り猫を迎えた
- 飼い主さんに赤ちゃんが生まれた
- 飼い主さんが知らない猫のにおいをつけて帰ってきた
- 飼い主さんがテレビや本に真剣になっている
猫がヤキモチを焼くと、以下のような行動をとることがあります。
- いつもより鳴く
- 飼い主さんを見つめる
- 飼い主さんを噛む
- 飼い主さんの邪魔をしたりイタズラをする
- トイレ以外で排泄をする
- 元気がなくなる
猫にヤキモチを焼かせてしまった時の対処法
では、猫がヤキモチを焼いてしまった場合、飼い主としてどのように対処すべきなのでしょうか。
1.話しかける
飼い主さんの気持ちが猫に向いていることを知ってもらうためにも、猫に話しかけることが大切です。「可愛いね」「おりこうだね」などほめる言葉をかけてあげましょう。
飼い主さんの話す言葉の意味は猫には理解できませんが、飼い主さんが話しがっている雰囲気などは猫に伝わるので、たくさん話しかけましょう。
猫に話しかける時は、少し高めで小さめの声で穏やかに話しかけると猫が安心できます。甲高い声、低い声、大きな声は猫が嫌がってしまいます。
2.なでる、抱っこする
猫がヤキモチを焼いていても触らせてくれる場合は、たくさんなでたり抱っこをしたりしてあげましょう。その時も優しく話しかけてあげます。
ただし、猫はなでる場所が気に入らなかったり、スキンシップが長かったりするとイライラして怒ってしまいます。イライラしてくると猫はしっぽを強く振ったり、耳を後ろに向ける「イカ耳」をして怖い表情になります。
イライラのサインが出てしまったら、すみやかにスキンシップを終わりにしましょう。それを無視して猫を構っていると、猫が怒って噛みついてきたりします。
3.一緒に遊ぶ
猫のお気に入りのおもちゃで一緒に遊んであげましょう。猫に満足してもらうことがポイントです。
狩猟本能を刺激するように猫じゃらしなどのおもちゃを動かします。獲物の動きを真似ておもちゃを動かし、最後は猫におもちゃを捕まえさせてあげましょう。
なお、猫は持久力があまりないので、遊びは1回10分ほど、1日に数回で十分です。
4.猫と飼い主さんだけの時間を持つ
多頭飼育の場合、他の猫を気にして自己主張がうまくできなかったり、飼い主さんとのコミュニケーションを満足にできなかったりする猫がいます。
飼い主さんが赤ちゃんのお世話で忙しいときも同じような状況になってしまう猫もいます。そのような猫には、別の部屋に移動するなどして猫と飼い主さんだけで過ごす時間を作ってあげましょう。
まとめ
猫がヤキモチを焼いてしまったら、飼い主さんの気持ちが猫に向いていることをアピールすることが大切です。話しかけたり、スキンシップをとったりしましょう。
そしてヤキモチを焼いている状態が続くのは、猫にとってストレスです。飼い主さんとふたりだけの時間を作るなど、猫の性格に合わせてあげることも必要です。