1.食欲が落ちる
大好きなごはんをあまり食べない、おやつに飛びつかない…。
猫の食欲が落ちている時は、ストレスを抱えているのかもしれません。そしてその原因が、実は食事そのものにあることも。
フードに飽きてしまったことも考えられますが、食器が気に入らなくて食べない場合もあるのです。ヒゲが食器の縁にあたったり、深さや素材が食べにくいものだと、食事をすることにストレスを感じてしまいます。
他にも猫がストレスを抱える原因は色々あります。食欲がない時点で、ストレスが原因で体調不良になっているかもしれません。あるいは、病気を発症している可能性もあります。他に症状がないかチェックし、気になることがあれば、獣医師に診てもらって下さいね。
猫は2~3日食事をしないでいると肝臓に負担がかかり、脂肪肝(肝リピドーシス)になる恐れがあります。1日たっても何も食べていないようなら、動物病院を受診しましょう。
2.グルーミングが増える
きれい好きな猫は、こまめに自分でグルーミングをしています。しかし、過剰なグルーミングはストレスサインの可能性があるのです。
グルーミングには、体を清潔に保つという他に、体温調節などいくつかの意味があります。リラックス効果もそのひとつ。ストレスがあると、気持ちを落ち着けようと過剰なグルーミングをすることがあるのです。舐めすぎるのは問題です。同じ部分を舐め続けることで、脱毛してしまうこともあります。
手足やしっぽを血が出るほど噛み続けてしまう場合は、さらに深刻です。すぐに動物病院で相談して下さいね。
3.攻撃的になる
飼い主や同居猫、他のペットに対して攻撃的になります。人間だって、ストレスを抱えている時はイライラしてしまうことがありますよね。猫も八つ当たりしたくなるのかもしれません。
ストレスを抱えていると、引っ掻いたり威嚇するなど、今まで穏やかだった猫が急に凶暴になることがあります。飼い主はびっくりしてしまうと思いますが、叱る前にストレスの原因を突きとめてあげて下さい。
猫が攻撃的になる前に、いつもと違うことが起こらなかったか、など考えてみましょう。特に恐怖心が攻撃行動として表れることが多いです。
猫のストレスを解消するには?
猫のストレスの原因は様々。猫はデリケートな動物なので、ちょっとしたことでストレスを感じてしまうのです。
猫は、以下のようなものごとにストレスを感じやすいと言われています。
- 環境の変化
- 運動不足
- 大きな音
- 他のペットや飼い主との関わり方
などです。思い当たることがあれば、すみやかにその問題点を改善してあげましょう。
例えば、引っ越しによる環境の変化は仕方のないことですが、今までと同じような家具の配置にしたり、今まで猫が使っていたものを新調せずにそのまま使わせてあげましょう。
運動不足の場合は、高い場所に登れるようにしてあげたり、飼い主が十分遊んであげられるといいですね。
他には、猫が安心して隠れられる静かな場所を用意してあげたり、猫や他のペットとの関わり方も思い返してみましょう。
まとめ
猫は繊細な動物のため、ストレスには敏感です。飼い主は、猫の習性をよく知って、猫が快適に暮らせるよう環境を整えてあげましょう。
しかし、猫のストレスサインが見られても、原因がわからないこともあります。体調不良の痛みや不快感から来る行動のこともあり、その見極めは難しいもの。様子がおかしいと感じた時は動物病院を受診するようにしましょう。