猫に「おいで!」を教える方法
猫は気まぐれですが、コツを掴むと芸を覚えることができます。今回は「おいで!」の合図で寄ってきてくれるようになる方法を紹介いたします。
1.ボールペンとおやつを用意する
クリッカーがあればクリッカーを使用してください。ボールペンはカチッと音の出るクリッカーの代用品です。
まずはじめに、カチッという音の後におやつを食べさせます。この音が美味しいもの(嬉しい報酬)の合図だと学習してもらうのです。
2.指に鼻をつけたら報酬
この仕組みを覚えてくれたら、次のステップに進みます。次は愛猫がそばにいるタイミングで人差し指を近づけ、鼻をつけるように仕向けます。
この動作ができたら、先程の通り報酬を与えます。
3.「おいで!」を付け加える
指を差し出したら鼻をつけるという動作に慣れてきたら、指を見せる前に「おいで」という言葉を加えます。
「おいで」→「指さし」→「鼻をつける」からの報酬という順序です。
4.指差しをやめる
次は少々難易度が上がります。指差しをやめ、「おいで」という言葉のみで接近してきたら報酬を与えるようにします。
これができればほぼ、クリアです。「おいで」という言葉が、美味しいもの・嬉しいことの合図として定着するまで続けましょう。
5.トレーニングは1回2分まで
猫図りの手法から、本能的に短期集中型の集中力しか保ちません。ダラダラとトレーニングを続けるよりも、ほんの1〜2分程度の練習に留めておきましょう。
あくまでも遊びの一環のつもりで、愛猫が遊びモードになっている時にやると良いでしょう。
できなくても叱らない
「おいで!」をマスターしておくと、いざと言う時に呼び寄せる手段になるので便利です。とはいえ猫は気分屋なので、必ずできるようになる保証はありません。
個性の問題もあるので、失敗しても叱るのはNGです。無理強いはせず、気長にやっていきましょう。
まとめ
「おいで」という言葉と美味しいものを結びつけることで、猫も「おいで!」がマスターできる可能性があります。
短期集中で根気強くやってみてください。といっても、愛猫の性格や気分によっては上手くできないこともあります。あまり頑張りすぎないことも大切です。