1.混血猫
混血猫とは、いわゆるミックス、雑種の個体を指します。混血猫には、日本で見かけることが多く人気も高い茶トラ、キジトラ、三毛猫なども含まれます。
様々な猫種の遺伝子を引き継いでいるため、毛色傾向が多彩で体も頑丈になりやすいです。純血猫に多く見られる遺伝子疾患を発症しにくいため長生きしやすい傾向にあります。ただし、あくまでも傾向ですので混血だからと猫のケアを怠らないようにしてください。
2.チンチラ(ペルシャ猫)
歴史の古い猫の一種でもあるペルシャ猫(チンチラ)は、比較的平均寿命が長い品種です。大人しい性格になりやすく、成猫になるにつれ緩やかで上品な動きが目立つようになり、鳴くことも少なくなります。
平均的な大きさに育ち、ボリューム感あるモフモフ被毛と丸めの顔がチャームポイントです。長生きしやすい猫ですが、長毛種でもあるため毛球症や皮膚炎、ダニなどには気を配ってあげる必要があります。
3.ノルウェージャンフォレストキャット
寒いノルウェーの森の中で生き抜いてきた品種であるため、丈夫で長生きしやすい猫種です。ノルウェージャンフォレストキャットは、とにかく体が大きく育ちやすく、小さい個体でも5kg近くまで育ちます。
純血猫であるため、遺伝病を発症することもありますが、他の純血猫に比べると遺伝病自体は少ない方とも言えます。ただし、長毛種であるため日頃のブラッシングや暑さ対策はしっかり行いましょう。
4.ラグドール
名前の由来が、ぬいぐるみであるラグドールも長寿になりやすい猫の一つです。可愛くフワフワした外見とは裏腹に大きく成長する猫でもあり、オス猫の場合は7kg以上になることもあります。
体格もがっしりと丈夫で、遺伝病も多くはないですが、心臓病のリスクは若干高いです。遺伝病を若齢で発症しなければ、長生きしやすい猫種と言えるでしょう。ラグドールも長毛猫であるため、日頃のブラッシングなどのケアが大切となります。
まとめ
今回紹介した猫の品種は統計データからも長生きしやすい傾向にありますが、適切な飼育環境があってこその長寿です。飼い主さんが頑張ることで、猫たちも健やかに長く過ごせるようになります。
長生きしやすい猫だからと過信せず、食事管理やブラッシング、定期的な健康診断など、こまめなケアを心掛けてあげてください。