猫の平均寿命
猫の寿命は、猫種や個体差によっても異なりますが、平均で約15歳と言われています。猫の飼育環境やフードの質の向上などにより、平均寿命は年々伸びているのだとか。
外飼いの猫と、完全室内飼いの猫とでは、完全室内飼いの猫の方が2年ほど寿命が長いそうです。外に出る猫は、事故や病気、ケガのリスクが高まるので、このような結果になっています。
平均寿命は15歳ほどですが、それまでしか生きられないわけではありません。長寿な猫では20歳を超えることもあるのです。
平均寿命を超えても、元気で過ごしている猫はたくさんいます。では、高齢になっても健康を保つために、飼い主はどうしたらいいのでしょうか。
1.完全室内飼いにする
外飼いの猫と完全室内飼いの猫とで2年の平均寿命の差があることからわかるように、室内で猫を飼っている方が健康で長生きできる可能性は高くなります。
外に出ると、他の猫と遭遇する機会も多く、命に関わる感染症のリスクが高まるからです。寄生虫に感染したり、猫同士のケンカでケガをしたりする可能性もあります。異物や毒物を口にしてしまうことも考えられます。さらに、交通事故などで大ケガをしたり、命を落としたりする危険性もあるのです。場合によっては若くして命を落とすことも。
外に出るということは、猫にとって、多くの危険と隣り合わせということになります。
2.健康チェックをする
室内で飼育していたとしても、病気のリスクがないわけではありません。でも、早期発見、早期治療することで、命に関わる病気も治せる可能性が高くなります。
日頃から、猫の様子を観察して、異常がないかチェックするようにしましょう。排泄物も健康のバロメーターになります。トイレの掃除をしながら、色や形、回数、量などを気にかけるようにすると、異常に早く気づけます。
合わせて、動物病院での健康診断も定期的に受けると安心です。
3.食事と運動
健康維持に欠かせないのが、栄養バランスの良い食事。おすすめなのが、ライフステージに合った「総合栄養食」と明記されたフードを適量与えることです。総合栄養食であれば、それと水だけで必要な栄養がバランス良く摂取できるようになっています。
ただし、良質なフードだとしても食べ過ぎれば肥満の原因になります。肥満は病気のリスクを高めてしまうので気をつけましょう。おやつの与え過ぎにも注意が必要です。また、人間の食べ物は与えないで下さいね。
もちろん食事だけでなく、適度に体を動かすことも大切です。上下運動ができるよう工夫したり、飼い主が毎日少しずつ遊んであげるようにしましょう。
まとめ
愛猫に元気で長生きしてもらうためには、ストレスのない生活を送ってもらうことも大切です。
それには、猫の習性を理解して猫のペースに合わせてあげることが重要になります。猫が住みやすい環境を整え、猫が自分のペースで過ごせるように気を配りましょう。
何よりも、飼い主が愛情を持って猫のお世話をすることが一番です。