猫の“オス”と“メス”の性格の違い4選!傾向と理由を解説

猫の“オス”と“メス”の性格の違い4選!傾向と理由を解説

人間同様、猫もオスとメスで性格の差があり、一緒に暮らす飼い主さんに対する態度も異なります。今回は猫のオスとメスの性格傾向について解説していきます。

SupervisorImage

記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.甘えん坊なオスに対してしっかり者なメス

2匹の猫

一般的に猫はオスの方が甘えん坊で人懐っこい傾向にあるといわれています。特に去勢手術後のオス猫は大人になっても甘えん坊な性格となる傾向にあります。

オス猫が甘えん坊な一方で、メス猫は自立心の強いしっかり者が多めです。必要以上に飼い主さんに甘えることなく、大人びて自立した印象を受ける行動が多いようです。

2.アクティブなのはオス猫

茶トラ猫

もちろん子猫時代はオス猫もメス猫も好奇心旺盛でよく遊びますが、オス猫は子供っぽい性格を維持し、大人になってもアクティブに遊ぶ子が多いようです。好奇心も旺盛なので気になる場所に入り込む、おもしろそうな物があれば、ちょっかいを出すことも多いです。

メス猫よりも体が大きくなることが多くパワーもあるので、走り回ったら手が付けられなくなることもしばしばあります。そうかと思うと人にベッタリとくっつき、膝上でスヤスヤ眠る、なんてことも。

3.早くから大人びた性格になるメス猫

三毛猫

子どもっぽい性格が残ることが多いオス猫に対して、メス猫は早くから大人びて自立心の強い性格になることが多いようです。普段から飼い主さんにベッタリくっついて回って甘える子は少なく、自立していて自分のペースで行動する印象を強く与えることが多いです。

そんなクールビューティーな印象を受けるメス猫ですが、まったく甘えない訳ではありません。ふだんはツーンとしていてクールなのに、時折見せてくる甘えた姿を見せてくるツンデレに魅了される人も多いです。

4.親としての本能が強いのはメス

猫の親子

子猫に対して親としての意識を持つのはメス猫です。野生においてオス猫は、メスと交尾した後、子育てに関わることがないとされています。そのため、子猫のお世話をし、狩りの仕方などを教えながら育てるのはメスの役割となり、子猫を守るために警戒心も強くなります。

近年では、室内飼育で子育てに関わるオス猫も報告されていますが、親としての意識を強く持つのはやはりメス猫でしょう。

まとめ

一緒に歩く2匹の猫

猫の性格は環境や品種によっても左右されますが、ご紹介したように性別による差もあります。ただし、あくまでもこれは傾向の話であって、オス猫でも自立心が強い子もいれば、メス猫で甘えん坊な子もおり、どちらかの性別が絶対に飼いやすい、ということはありません。

今回の記事を、猫の性格分析に活用してみてください。

スポンサーリンク