猫の『嫌いな色』3つ 知らずに使っているとストレスになる可能性も

猫の『嫌いな色』3つ 知らずに使っているとストレスになる可能性も

猫には「嫌いな色」があります。家庭のあちこちにあるとストレスを感じる可能性があるほど苦手な存在です。その正体は一体!?今回は苦手意識が強い色について詳しく解説いたします。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫は色の識別が苦手!!

色鉛筆を見つめる猫

猫は、色覚を司る錐状体という部分が人間ほど発達していません。だから人間のようにバリエーション豊富な色を識別することが困難です。

それでも、いくつかハッキリ見える色があります。それは、黒・白・黄色・緑色です。逆に赤やグレーはほとんど認識することができません。

いわゆる色覚異常と呼ばれる状態ですが、支障はないのでしょうか?結論から申し上げると、ありません。猫は元々薄暗い時間帯に活動するため、それほど色を認識する必要がないのです。

実は「嫌いな色」がある!!

色見本

先ほど紹介した色の中で、猫が嫌いな色があります。代表的なものを3つ紹介いたします。

1.黒

ダントツトップは黒です。なぜなら、天敵であるカラスを連想させる色だからです。黒は猫が認識できる色の中でも、特にくっきり見えています。

さらに光沢を帯びたものは存在感が大きくなってしまいます。身近に黒を基調としたものがあると、内心はソワソワしてしまう猫もいます。

2.グレー

グレーは黒ほど恐怖を感じるものではありません。ただ認識できないだけに、ぼんやりした印象になりやすいのです。

さて、グレーといえば捕食対象であるネズミを連想するのではないでしょうか。認識しにくい対象をどのように捕獲するのでしょう。それにはある秘訣があります。

それは優れた聴覚です。猫は人間には聞き取れない超音波のような音を捉えることができます。つまり、ネズミが発する鳴き声や足音などを頼りに捕まえているのです。

3.赤

赤も掴みどころのない色なので、特に好まれません。厳密にいうと赤もグレーも同じような見え方です。おもちゃを使って興味を引くためには、緑や黄色がメインのものを選ぶと良いでしょう。

ちなみに余談ですが、牛も赤色を認識することができません。よくある闘牛のシーンは、布の動きに反応しているだけなのです。

「赤色を見ると興奮する」「警告を表す色で怖い」という感覚は、人間特有のものなのです。

「黒」には要注意!!ストレスになることも…

隠れる猫

全ての猫が黒を怖がり、嫌うわけではありません。それでもストレスを感じてしまう猫がいるので気を配ってあげたいところです。

日常生活を送るうえで、特に気をつけてほしいことを3つ紹介いたします。

黒い家具を減らす

例えばソファーや寝具など、猫も一緒に寛ぐものは黒以外のものを選んでみましょう。お気に入りのスポットとして留守中なども使用してくれるかもしれません。

逆に布団に乗られたくないという方は、黒っぽい布団カバーをかけておくと距離を置いてくれる可能性があります。(その場合は猫がリラックスできる場所を用意してあげる)

黒い服を着て遊ばない

黒は被毛の付着が目立ちやすいので、そもそも猫と遊ぶ際は選ばないかもしれませんね。それでも念の為、紹介しておきます。

特に人馴れしていない猫と関わる時は、黒い服を避けましょう。猫を保護しようと出動する場合や、保護猫カフェに出向く際は配慮が必要です。

安心させようとケージに布をかぶせる場合は黒色は止めましょう。かえって不安を募らせることになりますので、ピンク色などの明るめの色にしましょう。

黒い袋で脅かさない

猫はカサカサと音を立てる袋を好みます。でも、黒い袋は恐怖の対象になり得ます。おもちゃの代わりとして遊ばせる際は、黒い袋で脅かさないように気をつけましょう。

まとめ

黒い背景で振り向く猫

猫が最も嫌う色は「黒」でした。猫にとって怖いカラスを連想させるという理由を考えると、ストレスに繋がる可能性も納得できますよね。

愛猫が安心して寛げるような空間を作るには、不向きな色になります。

逆に庭の野良猫対策や、立ち入ってほしくない場所に黒いものを取り入れると自然と避けてくれるでしょう。(過度な恐怖心の煽りは虐待になるので要注意です)

楽しく遊びたい時は緑や黄色を、そして仲良くなりたい時はピンク系のアイテムを取り入れてみてください。理由は定かではありませんが、猫はピンクを好む傾向にあります。

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