近づかないほうが良い!室内の危険な場所5つ
完全室内飼育をすることによって、大切な愛猫を不慮の事故や怪我から守ることができます。
しかし、油断は禁物です。室内にも危険な場所がいくつかあります。今回は、室内で大きな怪我や事故につながりかねない場所を5つ紹介いたします。
1.浴室
お風呂場はひんやりしているので、熱中症対策として役立ちます。しかし、浴槽に残り湯を溜めている場合は最も危険な場所になります。
蓋に飛び乗った衝撃で浴槽に落ち、溺死してしまう可能性があるからです。残り湯を活用しているご家庭では、最初から浴室に入れないようにしましょう。
2.洗濯機の中
猫は薄暗くて狭い場所を好みます。これは、元々穴蔵を寝床にしていた名残りという説があります。ドラム式洗濯機は、見るからに穴蔵を連想させますよね。
おまけにひんやりしているので、涼を求めて入ることもあります。何が恐ろしいかというと、閉じ込めに遭うことです。密閉されることで酸素を失い、命を落としてしまいます。
浴室と同様に、洗面所も最初から立ち入らせないようにしたほうが良いでしょう。難しい場合は洗濯機の蓋を完全に閉めておくか、タオルを挟んで閉まらないように工夫しておきましょう。
もちろん、洗濯機を回す前に必ず猫が入り込んでないかは確認してください!
3.窓際(網戸にする季節)
猫は、日向ぼっこや外を眺めることが大好きです。「ニャルソック」という名前がつくほど、窓際は猫に人気のあるスポットです。出窓があるご家庭では、出窓で過ごすことが多いのではないでしょうか?
窓を開けて網戸だけにする季節は、脱走に気をつけてください。外出願望がなくても、虫や鳥を捕まえようと突進してしまう可能性があります。
猫の爪では破れない頑丈な網戸に貼り替えたり、網戸の固定具を使用したり、脱走防止のフェンスなどを設置したりすると良いでしょう。
4.キッチン
キッチンにはガス台や刃物、常温保存が可能な食材などが置かれています。例えば、ネギや玉ねぎは猫にとっては危険な食材です。
キッチン内のどこでイタズラをしても、怪我をするリスクがあります。好奇心旺盛な猫と暮らしている場合は、キッチンの入口に柵を設置すると良いでしょう。
外出する際は念のためガスの元栓を切り、食材も猫が開けられない戸棚に収納しておくと安心です。それでも巧みにイタズラをしてしまう猫の場合は、愛猫をケージの中に入れて留守番をさせることも検討しましょう。
5.玄関
玄関も割と涼しい場所でしょう。涼む場所としては快適です。そして甘えっ子な猫は、飼い主さんの帰宅を玄関で待つことも珍しくありません。
窓際と同様に、玄関も脱走のリスクがあります。心配な場合は、玄関にも柵を設置しましょう。もちろん戸締りを徹底することも忘れないでください。
危険な場所を縄張りにさせない
危険な場所に立ち入らせない手段として、柵やフェンス、ドアロックなどのアイテムを活用する方法があります。
しかし、猫は賢いので突破してしまうことがあります。なぜそこまでして入りたいのかというと、そこが縄張りになっているからです。
猫にはパトロールをする習慣があります。逆にいえば、縄張り以外の場所をわざわざ巡回しようとはしません。
洗面所や浴室など、危険を伴う部屋には最初から入れないようにするのが得策です。そうすれば縄張りになることがないので、見回る必要がなくなります。
まとめ
室内の危険な場所を5つ紹介いたしました。立ち入る必要性がない場所であれば、最初から縄張りにしないのが1番です。
それが難しそうな窓際や玄関に関しては、脱走につながらないように気をつけましょう。施錠や網戸のチェックを徹底し、フェンスや柵などのアイテムを活用しながら守ってあげてください。
家猫は、家が安心できる環境であれば外出したいと思うことはありません。脱走対策とともに、安心できる空間を整えてあげましょう。