猫への愛情表現は猫の気持ちを優先!
愛猫をまるで自分の子どもや恋人のように、愛おしくてたまらない存在だと感じている飼い主さんも多いでしょう。飼い主さんからの愛情が感じられないと猫が淋しがったりストレスになったりすることもあることもあるので、愛情を伝えることは大切です。
しかし愛情表現の方法を間違えると、猫にとってかえってストレスになってしまうこともあるのです。猫は飼い主さんの愛情表現に対して「それは嫌だから、やめて」と言葉で伝えることはできません。自由気ままでのんびり過ごすことを好む猫の性質に配慮して、猫の気持ちを優先した接し方をしましょう。
また甘やかすことが愛情というわけではないことも理解しましょう。しつけをしっかりすることや、我慢を覚えさせることが猫のためになる場合もあります。
猫にしてはいけない愛情表現の代表例を4つご紹介するので、愛猫と良好な関係を築くためにぜひ参考にしてくださいね!
猫への愛情表現♡NGな行動4つ
1.タイミングが悪い、もしくは過度なスキンシップ
自由気ままな猫は、気が乗らない時に構われることを嫌います。飼い主さんが愛猫を構いたいタイミングでも、猫はひとりで静かに過ごしたいという場合もあるでしょう。スキンシップは、愛猫が求めてきた時に応じるという形がおすすめです。甘えたくて近づいてきた時などに、思いきり可愛がってあげましょう。
お昼寝中や食事中に邪魔になるスキンシップをするのは、ストレスになるのでやめたほうがよいです。猫とのスキンシップはタイミングが重要ということですね。
また猫がスキンシップに乗り気だった場合でも、しつこく続けると途中で嫌がることがあります。愛猫が「もうやめて」という仕草を見せたら、それ以上しつこく構わないようにしてください。
2.愛情表現がオーバーすぎる
猫と一緒に過ごしていると、愛おしさが募って「可愛い!大好き!!」と叫びたくなる瞬間もあるのでは?ところが猫は大きな声や騒がしいのが苦手です。愛を言葉で伝えたくなっても、大声を出すことはやめましょう。
突然ハグをしたり抱き上げたりするのも、驚かせてしまうのでよくありません。予測不能な動きは猫にとって恐怖となるので、愛情表現も静かに落ち着いて行ってくださいね。
3.おやつを与えすぎる、人間の食べ物を与える
美味しいおやつを食べて喜ぶ愛猫を見ると、飼い主さんも幸せな気持ちになりますよね。大好きな愛猫に「もっと食べたい!」と可愛くおねだりされると、つい甘やかしておやつをたくさんあげたくなってしまいます。
しかし食べ過ぎは肥満につながるので危険です。また、おねだりすればもらえる、と猫に思わせてしまうことも良くありません。
飼い主さんが食べているものを欲しがる猫もいます。しかし人間の食べ物には猫が食べると中毒を引き起こすものもありますし、人間用に味付けしたものは健康に良くないので与えてはいけません。甘やかすことではなく、健康管理をしっかりすることのほうが適切な愛情の注ぎ方だと考えましょう。
4.無理矢理おしゃれをさせる
可愛い愛猫に服を着せたりリボンを付けたり、おしゃれをさせるのが好きな飼い主さんもいますよね。ところが服やリボンを身に着けることを苦手とする猫は少なくありません。愛猫が嫌がる様子を見せた場合は、残念ですが可愛い格好をさせることは諦めましょう。
もちろん愛猫が嫌がらないようなら、おしゃれをさせることを愛情表現のひとつにしても大丈夫です。おしゃれをした猫を見て飼い主さんが嬉しい気持ちでいることは、猫にとっても良い環境となるからです。
ただし長時間服を着たまま過ごすと、毛づくろいができないことがストレスになるので、服を着せる時間やタイミングには注意してくださいね。また、猫に何かを身に着けさせる時は、飾りやボタンが取れる可能性はないか、動きの邪魔になっていないか、口や手足がはまってしまうことはないかなどを確認しましょう。
まとめ
猫への愛情表現は、猫の気持ちやタイミングを優先することが大切です。常にそばにいて構うことや、とことん甘やかすことが愛情ではないということを忘れないようにしてください。
大切に思っていることを愛猫に伝えるためには、相手が望んだ時にしっかり応えることがポイントです。猫が甘えたがっている時に、優しく声をかけながら撫でたり抱きしめたりすると愛情が伝わるでしょう。猫という動物、そして猫ごとの性格に適した愛情表現の仕方を心がけて、愛猫とますます絆を深めていってくださいね♪