夏の暑さから愛猫を守ろう!
暑い夏は食べ物が傷みやすいので、食中毒に注意が必要ですよね。また夏バテして愛猫の食欲が減退してしまうことも珍しくないので、栄養不足から体調を崩さないように飼い主さんが健康管理をすることも大切になります。可愛い愛猫が元気に夏を乗り切れるように、ごはんの与え方で気を付けたいことを4つご紹介します。
暑い季節の猫のごはんの注意点
1.キャットフードは適切な場所で保管する
キャットフードは、直射日光や高温多湿を避けて保管することがポイントです。夏場は気温も湿度も高くなりがちなので、クーラーの効いた部屋や除湿器を設置した部屋に移動させることも検討してみてください。
ただしドライフードを冷蔵庫で保存するのはNGです。冷蔵庫は結露ができやすいので、フードにカビが発生してしまうリスクがあります。愛猫に傷んだフードを与えてしまわないように、ごはんの準備をする時はフードの見た目や匂いに異常がないかどうかをチェックすることも大切です。
2.食べ残しは早めに処分する
愛猫が食べ切れなかったキャットフードは、長時間置きっぱなしにせずに早めに処分してしまいましょう。夏は暑さでただでさえ傷みやすいですし、食べかけのものは唾液がつくことで雑菌が繁殖しやすくなっています。ごはんを捨ててしまうのはもったいないと感じるかもしれませんが、愛猫の安全を優先して食事の度に新鮮なフードを用意してあげましょう。
3.お皿は清潔にする
衛生面では、愛猫の食器を毎回キレイに洗うことも重要です。食べ残しが付着したまま暑さで傷んでしまうこともあるので、食事の後はお皿を念入りに洗いましょう。洗剤もよくすすいで、猫が嫌がる匂いやぬめりが残らないように気を付けてください。
4.夏バテ対策にウェットフードや栄養価の高いフードを与える
愛猫が暑い夏を元気に乗り切れるように、食事内容にも配慮したいところです。夏場は水分をしっかり摂取して脱水にならないようにすることが大切ですが、なかなか自分から水を飲んでくれない子もいますよね。
自然と水分摂取量を増やすには、水分量が多いウェットフードを与えて食事から水分を補ってもらうという方法が効果的です。ウェットフードはドライフードよりも嗜好性が高いので、暑さで食欲が低下している猫でも食べやすいでしょう。
また食欲がない時には、少量でも必要な栄養を摂取できる栄養価の高いキャットフードを与えるのもおすすめです。ただし高カロリーなキャットフードを食べると、お腹の調子を崩してしまう場合もあるので注意してください。
まとめ
夏場は食べ物が傷みやすいので、安全のために衛生面にはいつも以上に気を付けましょう。猫が傷んだキャットフードを食べてしまうと、食中毒で嘔吐や下痢などの症状を引き起こす危険性があります。常に新鮮な食事を用意するよう心がけてください。
また暑さに負けずに夏を元気に過ごしてもらうために、愛猫には水分と栄養をしっかり摂ってもらいたいところです。飲水量が少ない猫や食欲がない猫の食事には、ぜひウェットフードや栄養価の高いフードを活用してみてください。
すでに夏バテになってしまって、丸一日ごはんを全く食べてくれない場合や明らかに元気がない場合は、たかが夏バテと軽く見ずに動物病院を受診しましょう。栄養不足で体力や免疫力が低下してしまったり、体調不良から下痢や嘔吐をして脱水になってしまったりすると危険です。
飼い主さんも愛猫も美味しくごはんを食べて栄養をつけ、一緒に夏を楽しみましょう♪